2024/10/19 sta
前回の章
「お客様…、そろそろ閉店のお時間になりますが……」
気付けばファミリーレストランのボーイがテーブルの横へ立ち、申し訳なさそうに頭を下げている。
一体ゴリネタで、俺は何時間話していたんだ?
百合子と栄子がゴリ話をどんどんねだるので、俺もついつい時間を忘れて話してしまった。
思い返せば本当にゴリとは腐れ縁だが、俺がまだあいつの為に女を紹介するとかする必要があるのだろうか?
俺自身非常に悩んだ川手の愚痴り。
それらを思い返し、百合子と栄子へ愚痴りたいという気持ちもあった。
頭を下げながらすぐ会計を済まし店を出る。
「栄子ちゃん、その直子さんだっけ? ゴリに紹介大丈夫?」
「うーん、セッティングは問題無いわよ。でも…、そのゴリさんって人…、うまくいくかは……」
「いやいや、セッティングさえしてくれれば、あとは当人同士の問題だからね」
「川手さんの事はリアルタイムで私も聞いていたけど、ゴリさんもかなり強烈ね」
そう百合子は俺と一緒にいる事が多いので、川手の愚痴りを傍から見て知っているのだ。
「まさか…、その川手さんも誰か紹介して欲しいと?」
強張った顔で話す栄子。
「いやいや、彼にはミントがいるでしょ」
「友達なら気付かせてあげればいいのに……」
「いや、無理でしょ? それにそんな事をしてまた愚痴り地獄に俺が陥ったら、栄子ちゃんが何とかしてくれるのかよ?」
「いやいや、ごめんなさい。やっぱり川手さんは放っておいたほうがよさそうね……」
みんな結局のところ、自分自身が一番可愛いのだ。
触らぬ川手に祟り無し。
どうでもいい無駄話でかなりの時間を消費したが、後日直子とゴリを会わせるセッティングをするという形で、俺たちは解散した。
またうんざりする日常が始まる。
安さに釣られてたまたま客が来ている風俗店ガールズコレクション。
女の子は総勢六名……。
店番までさせられているのを彼女の百合子には秘密にしながらの業務。
ホームページなどのパソコンだけの仕事だと思っているので、会った際どんな事をしているのかよく聞かれる。
フォトショップを使ったデザイン加工などの仕事がメインと説明していたので、俺はたまに店の子たちの写真をより良く見せる為手直しを加えていた。
実在する風俗嬢よりも、格段上の美人に仕上がるガールズコレクションの面々。
時にはエラの張った頬を歪み加工でエラを無くし、とてもスマートに。
実物と比較すると、「え、誰この人?」と思うだろう。
百合子に俺が加工した画像と実際の写真を見せると、目を丸くして驚いたほどだ。
半分詐欺みたいな写真。
しかしその写真に釣られて来る客たちは、料金のリーズナブルさ、そして望んでエロスを求めて来た部分も手伝い表立って、文句を言ってくる人間はほとんどいない。
来店した客をバランスよく風俗嬢へつける。
空いた時間は小説『とれいん』を書く。
他に店の広告などのデザイン。
シフト表の管理。
金の管理もそうか。
肉体的な疲れは無いが、精神的苦痛はとても多い。
名ばかり店長の當真は、馬鹿な事をするとオーナーの村川に殴られるので、最近は大人しい。
…というか何もしていないが正解か。
遅番の有木園も店番をするだけ。
オーナーたちが補充する金額が、俺の努力で少し目減りしているだけの現状。
実家や百合子の事を人質に取られている俺はここを抜けられないが、こんな事を続けて何の意味があるのだろうか?
そんな中、裏ビデオ屋オレンジのオーナーだった長谷川昭雄が店にやって来た、ら
「岩上さん、お元気ですか?」
「ああ、長谷川さん、こんにちは」
客としてでなく、近くを通り掛かったから立ち寄っただけらしい。
「岩上さん…、申し訳ないんですが、うちのほうを手伝ってもらうわけにいかないですかね……」
そういえば前に、横浜で店を出したが全然うまくいかないとか愚痴をこぼしていたよな。
「長谷川さん、すみません…。俺もここから解放されれば、いくらだってお手伝いできるんですけどね」
こんな俺の能力を買ってくれ、自分のところへ来て欲しいと言われるのは、正直嬉しかった。
ただまたオーナーの村川へ辞めたいと言ったところで、許されないんだよな……。
様々なジレンマを抱えたまま二月に入る。
今日は仕事を終えたら、ゴリと直子を会わせる日だ。
日常業務をこなしていると、携帯電話が鳴る。
何年ぶりだ?
ワールドワン時代の従業員の小山からだった。
たまたま歌舞伎町に来ているようで、ガールズコレクションの場所を伝える。
五分もしないで小山はやって来た。
「小山君久しぶりだねー。彼女の緑ちゃんは元気?」
昔彼の彼女も連れてきて、よく食事へ行った時の事を思い出す。
「あー、あいつとは結構前に別れちゃったんですよー」
「え! 何でまた…。あんな仲が良かったのに」
「あいつ、何度言ってもシャブやめてくれなくて…。別れて一年以上経ちますよ」
あんないつも笑顔でニコニコしている子がシャブ……。
いや、それ以前にあの子も風俗嬢だったっけ。
シャブといえば、ゲーム屋系列店のチャンプの従業員だった久保田を思い出す。
あのニュースで大騒ぎになって以来だけど、もう外へ出てきているのかな?
プロ時代の従業員の大川もそうだ。
大量のシャブを返してから一切連絡は無くなった。
シャブに手を出した人間は全部自滅していく。
小山は現在五反田で風俗をやっているようで、俺にパソコンの使い方を教えて欲しい用件で来た。
新しい彼女もできたようで何よりだ。
俺は彼が望む技術を教え、笑顔で帰っていく。
仕事を終え本川越駅に着くと、百合子の車がロータリーで駐車してある。
これからゴリと直子のお見合いだ。
直子の住んでいる場所が川越の霞ヶ関になるので、俺はその近くにある個人店のファミリーレストランのエトワールを待ち合わせ場所に指定。
昔ながらの洋食屋で、俺はかなりのお気に入りの店だ。
始めに俺と百合子のカップル、そしてゴリも登場。
少しして栄子と直子もやって来る。
ゴリの顔を見た瞬間、栄子はブッと吹き出す。
慌てて顔を背け、ワザとらしい咳をして誤魔化している。
俺が前に話したゴリ話がジャブのように効いているのだろう。
横にいる直子を見て、そんな見栄えも悪くないと思った。
ショートカットの茶髪で、顔は普通だけど小綺麗にしていて清潔感を覚える。
ゴリが俺の横っ腹を叩いてきた。
「何だよ?」
小声で言うと、「早く紹介しろよ」と蚊の泣くような声で言う。
どうやら直子の外見はゴリの好みのようだ。
「あ、はじめまして直子さん…。今日はお時間を割いて頂きありがとうございます……」
またゴリが横っ腹を叩く。
前置きなどいいから、早く紹介しろという合図だろう。
「今俺の横っ腹を叩いた隣の男が、俺の中学時代からの同級生であり腐れ縁のゴリ…、いや、岩崎努です」
「おまえ、そんな紹介の仕方あるかよ!」
俺とゴリのやり取りを見て、百合子と栄子は我慢できずに吹き出した。
直子だけがキョトンとしている。
直子は独身であるが、栄子と共にママさんバレーをしていた。
共通の話題、共通の話題はと……。
「あっ! そういえば彼も、中学時代バレー部なんですよ。直子さんは現在バレー、彼は過去にバレー。何かしら話す事があるんじゃない?」
少し強引気味だったが、直子を前にすると緊張からか口下手なままのゴリをフォローする。
するとゴリは両手を口に当て、「いやー、俺はワッショイワッショイだけだったから」と意味不明な事を言い出す。
俺も百合子も栄子も、誰一人ゴリ語を理解できない。
「何だよ、それ? 意味が分からないよ」
「いやー、俺はずっと補欠だったから、外から声援くらいしか飛ばしていなかったんだよ」
少しは自分のいいところをアピールしろよ、ボケ……。
補欠だったアピールを今して、何になるんだ……。
黙ったまま女性陣三人の会話を眺めながら、タバコを吸うゴリ。
下唇を突き出し、煙を鼻で吸い込んでいる。
タバコで滝登りなんてやっている場合かよ……。
「ほら、何か直子さんに話し掛けろよ」
小声でゴリを小突く。
「ん…、ああ……」
百合子も百合子だ。
ゴリを直子へ紹介するのに、何で女三人で勝手に盛り上がっているんだよ……。
「あ、あの〜…、直子さんはドライブとか好き?」
「私、車酔い結構酷くて、あまり車乗らないんですよ」
「あ…、そ、そう……」
シーンとなる空間。
少しして栄子が口を開き、また女三人だけの会話が始まる。
車が駄目なら、美味しい店とか他に色々誘う題材あるだろ。
何度か俺がフォローを入れ、無理くりゴリを会話の中へ入れた。
しかしゴリとの会話が弾む訳でもなく、彼と直子のお見合いは何の成果も出ないまま終演する。
これじゃ女三人が盛り上がったただの食事会だ。
帰りの車の中、俺は百合子を責めた。
「おい、あれじゃ、おまえたちだけ話が弾んだだけじゃん」
「だってー…、ゴリさんほとんど話さないんだもん」
「まあ確かに……」
返す言葉が無かった。
翌日夜になるとゴリから電話があった。
思った通り、直子に関する件である。
あれだけセッティングしたにも関わらず、何もできなかったゴリ。
今さらまたチャンスを渇望しようと、それは虫が良すぎるものだ。
「えー、冷てえじゃん、岩上」
自身の駄目さ加減を棚に置いて、何か寝言をほざく。
「ごめん…、俺のどの辺が冷たいのか説明してくれる?」
「だから直子さんとまた会う予定を取り付けてくれるだけでいいんだよ」
「さっきも言ったけど、また言うよ? 無理」
「何でだよー? 昨日は他に人がいてあまり話せなかったから、また時間作るよう言ってくれってだけじゃん」
あまりに身勝手な男。
昨日あれだけみんながフォローし、セッティングしたのを何一つ活かせなかったのは誰だ?
「日時はある程度直子さんの都合に合わせるからさ」
「あのね…、まあいいや…。一つ一つ言っていくよ。まず、他の人たちがいてじゃなく、みんなおまえの為に動いて直子さん連れてきてくれた訳ね。つまりみんながみんな、ゴリの味方。そこ理解しているの?」
「う…、ああ……。たださ、女同士で盛り上がっちゃって、俺が話せる雰囲気じゃなかったと思うだろ?」
「あのさ…、紹介するつもりで直子をあの場に連れて来ているのに、おまえは何も話せなかったじゃん。俺は何回も話を振ったろ?」
「ん、ああ…、まあそれはそうだけど……」
「それに何故昨日の段階で、直子から連絡先くらい聞いておかないの? それを今になってまた会うセッティングをしろ? 無理、少し甘過ぎる」
「そんな殺生な事を言うなよ。今度こそは、ちゃんと話すから」
「もうさ、うちらも三十越えたいい年な訳ね。何でゴリはいつもすべてが自分本意なの? 相手の気持ちとか考えた事ある? 昨日はゴリが自分ですべてのチャンスを潰したの」
「だから次こそはさ……」
「だから次なんて無いんだよ! あれだけのお膳立てを自分で全部無駄にしちゃったの」
珍しく無口になるゴリ。
仕事で疲れていると言って電話を切る。
さすがに少し可哀想だったかな?
いや、甘やかしちゃ、あいつの為にならない。
ゴリから連絡あった事を百合子に伝える。
「うーん…、直子さんが言うには、悪い人じゃ無いのは分かったけど、みんな誰一人ゴリさんの事を良く言わないから、不安になっちゃったんだってさ。全然話もしないし……」
確かにその通りだ。
直子から誘いがあるようなら…、いや、それは無いな……。
ゴリには悪いが、あいつも自分の事はそろそろ自分で責任持たなきゃいけない年齢に、なったのかもしれないな。
仕事中、ゴリの事をつい考えてしまう自分がいる。
俺が何を協力したところで変わらない。
しかも自分自身、今の仕事の問題ですら解決できていないのだ。
他人の面倒を見る余裕なんて、本当は無い。
たまたま百合子側の知り合いでフリーの子がいたから、ゴリへ紹介できただけ。
今回はゴリが求められるような行動をできず、ただの一期一会になってしまったわけである。
今日は暇だな……。
ナナも杏子も待機所で客待ち状態。
二時間くらい客無しか。
當真が入ってきて店の状況を聞いてくる。
「それなら岩上ちゃんの知り合いを二人にサクラ付けといて」
それだけ言うとすぐ外へ出ていく。
知り合いをサクラとしてつけたところで、店の赤字にしかならないだろ……。
ガールズコレクションをいい方向へ向けたい。
だが、これ以上何ができるのだ?
女の子を遊ばせておくのはよくない。
かと言ってサクラをつけるのも意味が無い。
現在は一時間一万二千円でキャンペーンを打っているが、その内八千円は女の子の取り分で持っていかれる。
それなら店の利益減らしてでも客をつけたほうがいい。
ちょっとした閃き。
『ガールズコレクション 早いもの勝ちキャンペーン 一時間一万円 一日一名様限り』
店の取り分が二千円少なくなるが、それでもサクラをつけるよりはマシだ。
いや、一日一名は違うな。
要は客付きが悪い時用にしたいから、ゲリラキャンペーン…、このほうがいいか。
情報館へ来た客にとって、たまたまラッキーなタイミングで値段が今なら安いとなれば、うちの店を選びやすくなる。
俺は新規キャンペーン用のデザインをして、情報館に連絡をする。
これなら出勤してすぐ客がつきやすいし、赤字も出る事はない。
それにしても本当リピーター少ない店だよな……。
迷走しつつも何とかやりくりしつつ一週間が過ぎた。
女の子たちは客もつき、ある程度稼げているので不満の声は無い。
ただ店舗や待機所の家賃分、スカウトへ払う支払いがあり、四人のオーナーたちからその都度當真が金を引っ張る。
それまでの出資金五百万だと思っていたが、當真が俺に隠していた使途不明金や補充分含めると一千万になっていた。
これはオーナーの一人村川から聞いて初めて分かった事だった。
一千万使って風俗嬢六人しか集められず、何かで金を誤魔化した當真は飄々としている。
俺は何度も怒鳴るが、都合悪くなると馬鹿はすぐ外へ逃げるのでまったく話にならない。
自棄になったのか當真と有木園はまた店の経費を使い、鰻の出前を頼むようになった。
俺は村川を店に呼び、この酷い現状を伝える。
いつもなら當真を殴る村川は、何故冷静だった。
「今、當真の奴は平野さんに呼ばれて話しているところだ。まああとでこっちにも顔出すと思う」
それだけ言うと村川はガールズコレクションをあとにする。
ひょっとしたら當真はクビになるかもな。
逆に今までよくあんな奴の口車で一千万も出したものだ。
一時間ほどして、當真が店に戻って来る。
俺の顔を見るなり、「この店、あと三日で終わりだってさ」と言った。
今こいつ、何て言ったんだ?
三日でガールズコレクションが終わり?
店を潰すって事?
當真はソファに身を投げ出すように座り、タバコを吸っている。
「ちょっと當真さん! どういう事ですか?」
「だからー、あと三日でここ終わり」
まるで他人事のように言う當真を見て、殺意を覚えた。
「あ、女の子たちにはギリギリまで言わないでね。いきなり辞められても困るからさー」
何なんだ、こいつの無責任さは?
「あと三日後に言えと?」
「そうだね、その辺の事は岩上ちゃんに任せるよ」
「ふざけんなっ! 何であんたはまるで責任感じないんだ?」
この店に携わるようになって、様々な事があった。
西武新宿の一件。
百合子との子供をおろした事。
當真のせいでオーブンが遅れ、二ヶ月ほど給料が出なかった事。
ずっと抑えていた怒りが、また沸々と再燃する。
「責任? 何いってんの。俺が一番可哀想だよ」
「あ? 何だって……」
「給料も他のスタッフと一緒。オーナー連中には色々文句言われてさ」
前々から分かっていた事だが、責任感の欠如。
この男、自分がどれほど愚かで金も無駄に使ったのかまるで自覚が無い。
この店があと三日で潰れる……。
俺からすればやっと自由になれるのだ。
それなのに、この悶々とした割り切れない気持ちは何なのだろう?
子供までおろし、実家や百合子を脅し文句で縛られここまでやってきて、最後がこれなのか。
最初に自身が選択してしまった愚行。
それでも何とか気持ちを切り替え、割り切ってここまでやってきた自負。
いや…、もう店が終わるならそれでいいじゃないか……。
はなっから穴が空いた沈没船だったのだ。
もう俺が穴を埋める必要も無い。
ならとっとと俺自体抜ければ済む事。
目の前にいる屑。
こいつと話したところで何一つ生まれない。
俺は店内にある自分の荷物の整理を始めた。
「おいおい岩上ちゃん、何やってんの?」
「もう終わりなんだろ? 俺は今日で上がるわ」
「何いってんの! 岩上ちゃんには責任感無いの? 女の子たちや情報館とか整理はどうすんの?」
確かにその通りだ。
馬鹿が責任感とほざいているが、そんなもんはどうでもいい。
だが、杏子やミミは少なくとも俺が早番にいたから信じてついてきてくれた。
自分だけ放り出して先に逃げるのは違う……。
「分かった…。じゃあ明日…、明日で俺は色々ケリつけて上がる」
「何をさっきから言ってんの? 岩上ちゃんは最後までいなきゃ駄目にきまってんじゃん!」
「どけっ! 今日は帰るわ」
當真を突き飛ばし店を出る。
整理しろ。
俺はあと何をすべきか……。
現実問題…、彼女の百合子にはすべて終わってから店が潰れた事を話せばいい。
まだこんな中途半端な状態じゃ、今報告したところで嫌な思いをさせ、心配もさせるだけだ。
愛和病院での魂が抜けたような表情の百合子を思い出す。
もうあんな哀しい想いなど、絶対にさせちゃいけない。
當真から着信が入る。
面倒なので電話が掛けられないようブロックした。
もうあんな奴と話す事など何も無い。
俺がすべき事……。
杏子とミミだけには、あと三日後にガールズコレクションが潰れる事は伝えよう。
しかし突然過ぎるよな。
彼女たちだって生活はある。
先日久しぶりに顔を出した小山を思い出す。
そういえば彼は五反田で風俗やっていると言っていたよな……。
行き場所を杏子たちが困っているようなら、小山のところへ紹介しよう。
情報館には、俺が辞めるタイミングで店が潰れるからと連絡しとけばいい。
あとは…、ホームページか。
よし、川越帰ったら始さんところ寄って話そう。
松永さんにも伝えといてもらえればいい。
うん、俺が気になるのはそんなところか。
しかし本当に無駄な数ヶ月を過ごしてしまったなあ……。
巣鴨警察から出てきて、まともな就職先探していれば、子供をおろす選択肢なんて無かったのに……。
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