2024/10/22 tue
澄夫さんの香典返しのタオル
※今回は闇51に出てくる小林澄夫さんのお話
※闇52にも出てきます
亡くなって何年経つんだろう
俺が産まれた頃からずっと可愛かってくれた小林澄夫さん
亡くなったのをあとになって聞いて、俺は線香もあげていなかった
奥さんの加代子おばさんと実家に帰った際、道端で偶然会い、俺はずっと持ち歩いていた香典を渡す事ができた
それから加代子おばさんは、俺に香典返しでとてもいいバスタオルをくれた
「いいかい、智ちゃん。あなたは長男で!みんなが認めるあの家の跡取りなんだ。ちゃんとお金も貯めておきなさい。それとこのタオルは本当にいいものだから、人にあげちゃ駄目だからね」
俺は澄夫さんのタオルを実家の部屋にずっと取っておき、5年ほどそのままだった
今回川越祭りで家に一度帰り、澄夫さんタオルを新宿まで持ってきた
祭りの時に使うなら、澄夫さんも喜んでくれるだろうって
俺は何年かぶりに加代子おばさんへ電話をして、タオルを使わせて頂きますと報告した
時間だけは誰にでも平等に動いているし、時代が過ぎれば親しかった人たちも亡くなっていく
でもね、大切にされた恩や想い…、それって永遠に残るよね
澄夫さん、加代子おばさん、タオル大切に使わせて頂きます
岩上智一郎より
良い事もちょっと嫌だったことも
大変だったことも、楽しかったことも
全部永遠に自分の物ですよね
どうせ、自分の物になるなら、
ステキな思い出にしちゃってからとっておこっと
それにしても、タオル気持ち良さそうですね
> 思い出は永遠です!!... への返信
今回の件は昔を思い出すと、散々可愛かってもらい、感謝しかないんですよね
また書き出して思ったのが、俺が文章にして過去の恩人たちを残すって事です
今は力不足かもそれませんが、多分俺にしかできない事だから、書き続けます