つちぐり
2011-11-04 | 雑感
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つちぐり(土栗) ツチグリ科
ツツジ園の道のコケの上に、異星体のように乗っかっていました。
「どこから来たの」と、問いたくなりますね。
可愛いキノコです。
柿のへたのようなスカートは、湿り気を含みとこのように広がり、
乾くと白い内皮を包むように閉じて、風に吹かれて、
移動していくそうです。
キノコの本体である菌糸は、普段はなかなか眼にすることはできないけれど、
地中や樹木などあらゆるところにいて、なにかのきっかけで姿を現します。
それが「キノコ」で、繁殖のための胞子を撒布する基地ともいえます。
生命に溢れたこの地球上で、菌類の役割は大きいものがありますが、
それらはけっして単独での生存はありえず、
生命の循環の輪のなかのひとつの鎖として存在しています。
その連鎖は、複雑に入り組み、あらゆる命の生と死の繰り返しを連関付けて、
この不思議に満ちた星を形作っています。
私たちとはあまり関係深くないように見えるこのツチグリを眺めていると、
むしろ、私たちがこの地球上に生きている意味を考えさせてくれます。
それは、この地球上のどの生物も、ひとつの大きな輪のなかに生きて、
それぞれの役割を果たし、それぞれに美を形作り、
そして、消え、また産まれて、それぞれの命をつないでいっている事を。
ツツジ園の道のコケの上に、異星体のように乗っかっていました。
「どこから来たの」と、問いたくなりますね。
可愛いキノコです。
柿のへたのようなスカートは、湿り気を含みとこのように広がり、
乾くと白い内皮を包むように閉じて、風に吹かれて、
移動していくそうです。
キノコの本体である菌糸は、普段はなかなか眼にすることはできないけれど、
地中や樹木などあらゆるところにいて、なにかのきっかけで姿を現します。
それが「キノコ」で、繁殖のための胞子を撒布する基地ともいえます。
生命に溢れたこの地球上で、菌類の役割は大きいものがありますが、
それらはけっして単独での生存はありえず、
生命の循環の輪のなかのひとつの鎖として存在しています。
その連鎖は、複雑に入り組み、あらゆる命の生と死の繰り返しを連関付けて、
この不思議に満ちた星を形作っています。
私たちとはあまり関係深くないように見えるこのツチグリを眺めていると、
むしろ、私たちがこの地球上に生きている意味を考えさせてくれます。
それは、この地球上のどの生物も、ひとつの大きな輪のなかに生きて、
それぞれの役割を果たし、それぞれに美を形作り、
そして、消え、また産まれて、それぞれの命をつないでいっている事を。