泉山の草木花

ひそやかに咲く花々や、やさしさに溢れた植物を皆さんに紹介したいと思います。

いぬざんしょう

2012-02-03 | 雑感
  いぬざんしょう/犬山椒   ミカン科
今日は春の節分。
先ほど、保育園の前を通りかかると、
保育士と鬼さんが、螺旋階段を隠れるようにして、降りていきました。
たぶん園では豆まきの真っ最中。
園児たちのあまりの豆攻撃に、退散中だったのかも!

このイヌザンショウの幹は、鬼さんの棍棒に見えますね!

明日は立春です。
「立春」という言葉はなぜか、前向きな、明るい響きがあります。

現代は、春というと3月を思い浮かべますが、
昔の人は、時候に敏感だったのでしょう。
まだまだ雪のちらつく日々ですが、
そのようななかでも鋭敏な感覚と眼で、
春を感じ、発見してきたのでしょう。
多くの歌が立春に詠まれています。

花芽や葉芽は、ゆるやかだけれども、しだいにふくらみを増し、
蕗の薹(ふきのとう)も、むっくりと起き上がり、
水仙の花が、冷たい風にのって、香りを届けてくれる、
この季節は、春への待ち遠しい気持ちを、
立春という響きに載せて、
過ごしたいものですね。


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