真正会 本部・事務部 スタッフブログ

イメージと思い込み

唐突ですが、みなさん。イメージ思い込みで物事を判断したり決めつけたりすることってないですか
先日、私はそんな思い込みや知識の無さで大失敗したこと(プライベートで)がありまして… って、ここでそれを公表するわけではありません

たとえば、人からの噂ばなし自分の経験してきたこと、偏った情報によって、「これはこうだ」とか「また、あれだ」と決めつけてしまうこと…イメージや思い込みで物事を判断したり決めつけたりすることは、ときに人を傷つけたり、悲しませたり、苦しませたりしてしまいます
人は、客観的事実だけで状況を認識しているわけではなく、過去の経験や知識により、危険を予測したり、今までに経験したこともないようなことでも推論し、認識する能力を持っているそうです ん~、なんだか難しい。
そして、その予測や推論に基づいて頭の中にとりあえずのモデルをつくり、自分なりに「解ろうとし」行動します。そのモデルが現実と異なり、それに気付かない場合に「思い込みエラー」と呼ばれ、思い込みもヒューマンエラーのひとつなんだそうです

例えば下図をみて下さい




4つの同心円のまん中に、白い正方形が見えてしまいますね 実際はないのに…
「白い正方形があなたには見えてしまいますか?」なんて書いてあるので、頭の中に「白い四角がある」というモデルをつくり、白い四角を「見ようとする」のだそうです う~ん…

ちょっと話は違いますが、物事の本質をよく知らないのに、あたかもそのことを知っているかのようにふるまう姿「知ったかぶり」といいますよね
「ブッタとシッタカブッタ」という漫画 をご存知ですか?その中に、“ものを見るということ”という4コマ漫画があります。

シッタカブッタははじめて馬を見た。
それは尻だった。

再び馬を見た。
それは耳とたてがみだった。

みたび馬を見た。
それは鼻だった。

以上の経験から
シッタカブッタは馬を
このような動物だと思った。

『ブッタとシッタブッタ1』小泉吉宏 著 より

なんだかきもち悪い生物になっちゃってますね。
これも、過去の経験や知識により、今まで見たことのなかったものを頭の中にとりあえずのモデルをつくり、そこからある結論にたどりつくために推論したり、経験から足りない部分を無意識に補ったりして生まれた姿です

もう一つ。
みなさん、漢字で「カンペキ」と書けますか? これ、意外と間違って書く人が多いんです
間違う人のほとんどが「カン」は間違わないけど「ペキ」を間違います
「完」「壁(かべ)と書いて「完壁」  これは間違いです
では、なぜ「壁」と書いてしまうのでしょう?たいていの人は「なんとなくイメージで…」とか「岸壁みたいな…」とか「なんとなくカンペキな壁に囲まれているような…」とか、なんとなく自分の持っているイメージや思い込みで書いているようです
思い込みって、怖いですね~
正しくは、 「完」 「璧」 完璧です

実は 「璧」『玉・宝』という意味で、完璧というのは完全な球体・宝(宝石という意味なのです
イメージや思い込みではなく、その言葉の意味や本質を知っていればきっと間違うことはないはずです
これも、きっと私たち現代人がパソコンやケータイに頼り、辞書を引かなくなってしまった弊害でしょうか…
(パソコンは入力すれば“勝手に”正しく変換してくれますもんね)

ちなみに、私が所属する事務部の人たちは… 15名中名が正しく書けました…
みなさんは、正しく「完璧」という字を カンペキ に書けましたでしょうか

こういったことは、私たちの仕事にも無関係なことではありません
私たちのように人の命を預かる仕事に就いている人たちが、間違った思い込みで仕事をしてしまったらたまったものではありませんもんね

では、このような思い込みから脱却するにはどうしたらよいか

まず深呼吸をする→冷静になる
思いこみをしていないか自問する→調べる
希望的観測をしていないか自問する→確認する
迷いや不安があったら進まない→人に聞く
ことだそうです。ん~、難しい…

長くなってしまいましたが、このブログを書きながら今回大失敗を犯してしまった自分の戒めにしたいと思います…

事務部:M.Y
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