昨年の8月から朝飯抜きを始めて、10キロ以上体重を落とした。そのおかげで、血圧が下がったり、尿酸値が下がったりした。健康のためには、それでよかったのだが、体全体に張りがなくなり、みすぼらしく見えるようになった。
それを見て、他人から頻繁に「病気でもしたんですか?」と言われるようになった。さらには、「若くないんだから、三食ちゃんと食べて栄養を摂らないと、病気になるよ」とか言って来る人もいる。
ぼくの場合、三食ちゃんと食べて栄養を摂ったあげくがメタボであり、高血圧であったわけだ。だから、そういった助言をしてくれる人たちをありがたく思うのではあるが、その意見に従おうとは思わない。
そもそもそういうことを言わせているのは、ぼくのみすぼらしい体型にあるわけだ。そこでそう言わせないような体作りをしようと思い立った。
とはいえ、以前のような、脂肪でダブついた体型には戻りたくない。そうなると、筋肉に頼るしかない。
ということで、ぼくは筋肉を付けようと筋トレを始めた。筋トレといっても、器具を使った本格的なものでも、腕立て腹筋といった根性ものでもない。そういうことをやっても、長続きしないのはわかっている。
やっているのは、ちょっとした合間に出来るお手軽なもの、例えば合掌ポーズで手を押し合ったり、足踏み運動をやったり、片脚立ちやスクワットなどだ。いつでもどこでも、構えずに出来るから、この三ヶ月途切れることなく続けている。
おかげで、腕筋や胸筋は盛り上がり、学生時代に根性もので無理矢理鍛えていた頃と同じほどになっている。みすぼらしさも徐々になくなっているようだ。