川辺を歩いていると、何羽かの鴨が向こう岸近くで泳いでいた。カメラに収めておこうと思い、スマホを取り出して彼らに向けた。その瞬間、すべての鴨が飛び去ってしまった。
ぼくから鴨までの距離は10メートルくらい。川面と道の段差は2メールくらいあるし、さらに鴨は向こう岸を泳いでいるのだ。そのため、10メートルでもぼくにはけっこう遠くに感じた。だが、鴨の感覚ではそうではなかったようだ。
そういえば、以前鷺を写真に収めようとした時に、今回の鴨と同じように逃げて行ったことがある。鳥というのはそこまで臆病なのだろうか。ハトやカラスを見る限りでは、そうは思えないのだが。