吹く風ネット

朝食

 若い頃、朝食と言えばご飯が中心だった。だが、納豆を食べた記憶はない。別に納豆が嫌いなわけではないが、食卓には並ばなかったのだ。
 このへんは、母が関西出身ということと関係があると思う。もし関東出身だったら、間違いなく納豆が並んでいたことだろう。

 ぼくが初めて納豆を食べたのは、小学4年頃だったと思う。臭いには閉口したが、食べてみると意外においしかったのを覚えている。しかし、病みつきになると言うほどでもなかった。
 混ぜるのが面倒だったし、ネバネバが指などに付くのが嫌だったので、敬遠していたのだと思う。その敬遠は今でも続いていて、納豆は年に1,2度しか口にしない。

 ところで、その当時朝食に何が並んでいたのかというと、明太子である。今でこそ明太子は価格が高いが、かつては魚屋や乾物屋で安く売っていた。あの頃は食卓に明太子が並んでいると、「また明太子か」とぼやいていたものだ。
 今となっては贅沢な話である。

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