南の旅
見おろせば遙かな海が見える
南の国にぼくはやってきた
風にのって降りてみようか
もっと空を飛んでいようか
この街はパイナップル通り
見れば街は人だかり
うん、一つ買ってみようかな
だけどそれほどお金もないしね
汗が流れてひと泳ぎ
やけどの砂で甲羅干し
次から次へと流れる波に
人、人、人が乗ってくる
初めて見おろす南の国が
ぼくにはとても懐かしくて
息をつく暇もなく飛び回ったよ
旅の終りには汽車に乗ってね
高校2年の夏休み(1974年)、友だちと鹿児島や宮崎にキャンプに行った時のことを書いたものです。