私はパソコンが大の苦手である。
高1の時の情報なんちゃらとかいうパソコンの授業では、真剣に話を聞いているにも関わらず何故か私だけ作業が分からず置いてきぼりになった。
私以外の賢く手際の良いクラスメイトたちはサクサク作業を進めていたので、先生の説明には全く問題はない。
あるとき「○○塩茶(名前)」というファイル?を「1年○組」というフォルダ?に入れるというただそれだけの作業をすることがあった。そこで、何をどう間違えたらそうなるのか不明だが、私は「1年○組」の全クラスのふぉるだ?が並ぶ最後尾に「○○塩茶」という新たなふぉるだ?を作成してしまった。図にすると↓こう
1年1組 1年2組 1年3組 〜 ○○塩茶
「先生、あの〜・・・」私は自分のしたことに気付き助けを求めた。事態に気づいたクラスメイトたちの笑いを押し殺す声が聞こえる。先生は画面を見て「?!?!?!」という顔をしていた。そこは助手の先生がやり直してくれて事なきを得た(?)が、なんと次の作業もさっぱり分からず、再度助けを求めたところ先生は半笑いで「もう〜あなたにばかり手をかけていられませんッッ」と言いクラスメイトたちはまた笑った。(先生は冗談で言ってるので傷付ける言い方ではない)
私は恥ずかしさでうつむいた。そして、まだ入学したてで慣れないクラスの空間に、自らを生贄に捧げ少しの笑いをお届けした悲しきピエロなのだと自分に言い聞かせることで心の崩壊を免れた。(あのときの先生、助手の先生、そしてクラスメイトたちよ、本当にすみません)
その後もパソコンを扱う機会は度々訪れたが、どのタイミングでも「パソコン楽しい!便利!」となることはなく、今日まで逃げ続けている。
このブログを立ち上げるにあたって、はじめはパソコンで作成・編集しようとおもっていた。というのも、夫がパソコンを買いかえる際に古いものを私がもらい、せっかくなら練習がてら、毎日触る習慣をつけられる日記的なものをはじめようと思ったのだ。
パソコンをもらい、自室の机に置いてもらい、初期設定もやってもらい、いつでも始められるようになった。
今、スマホから書き込んでいる。
このページもスマホで作成した。
パソコンには触れてもいない。
今後もスマホで書き込みそうな気がする。そんな気がする。
もしかすると、いつか何かのまぐれでパソコンを触りたくなる日が来るかもしれない。その時こそは、高1のときの「あの」作業をもう一度やってみたい。