![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/65/712c7b279f4197184aa165dcfcd57a39.jpg)
前回、ご紹介したケイは、フィンドホーンのコミュニティーで、話し合い、会議等がある時に、それらに参加し、ファシリテータ兼、コーチチングのような役割をしていました。
特に話をしっかり聞くことにより、その人、その人が所属する家族、コミュニティーがより良く発達/進化して行くのを、手助けしていくということが、彼女のミッションの一つだと話してくれました。
私も、カウンセラーの勉強をしていたので、彼女の思いに、とても共感出来ました。
彼女が、お勧めしてくれた本は、私も偶然に読んだことがあるものだったので、ケイは「話を聴くこと」がどれほど、パワフルかを熱く語ってくれました。
その本は、「The Sacred Art of Listening」で、著者は、カルフォルにアにあるThe Listening Center の創始者でもある、Kay Lindahl.
名字は違いますが、偶然にも名前はケイと同じ。(以下は、The Listening Centerのウェブサイトです。)
http://www.sacredlistening.com/tlc_biography.htm
その本の中で、彼女はある文化/村を紹介しています。そこの村には、犯罪がないのです。もちろん、その村に住んでいる人たちも、私たちと同じ人間なので、悪い行いをする時もあります。
通常、人というのは、犯罪に至る前に、何度か小さな良くない行動/受け入れられない行動をし、それが修正されないと、法に触れる行動、つまり、犯罪を犯すこととなります。
その村では、子ども、大人関係なく、誰かが小さな良くない行動をした際、村中の人たちが集まり、その人を中心にして座り、どうして、そのようなことをしたのか、その人に聞く、というものかと思いました。
そうではなく、集まって、その人に感謝していること、その人の今までの善い行い、長所、性格的に良い点を伝え、その人が行った良くない行動のことについては、一切話し合わないのです。
それでは、人は成長しないのでは? 道理の分からない小さな子どもにも、その方法で良いのか?という疑問も出て来ますが、結果が全てを物語っています。
この方法で、この村はずっと犯罪がないのです。多くの社会学、犯罪心理学の研究者が、この村を訪れ、なぜこの村には犯罪が起こらないのか、調べますが、やはり行き着くところは、この方法が有効だという結論だそうです。
この著者が大切にしている点の一つに、聴くこと/聴かれることにより、人は静寂にある、本来の自分にたどり着く。そして、その聴くという方法は、人の話を聴くというものと、自分のことを聴くという、2つの方法がある。
上記の犯罪のない村の方法は、良くない行動をした人が、村の人々から良いフィードバックをされることで、自分や他人を責めるのはなく、自分の中にある、本来の自分の声を聴く、ということができるようになっていく。
それにより、問題行動を外側から規制するのではなく、その人の内側から、不足や心の渇きを潤すことにより、行動を変えることが、できるようになるのだと思います。
この視点は、私のカウンセリングの時の信念と、重なるので、とても興味深く読ませてもらいました。
続きは、次回に。
読んで下さってありがとうございます
特に話をしっかり聞くことにより、その人、その人が所属する家族、コミュニティーがより良く発達/進化して行くのを、手助けしていくということが、彼女のミッションの一つだと話してくれました。
私も、カウンセラーの勉強をしていたので、彼女の思いに、とても共感出来ました。
彼女が、お勧めしてくれた本は、私も偶然に読んだことがあるものだったので、ケイは「話を聴くこと」がどれほど、パワフルかを熱く語ってくれました。
その本は、「The Sacred Art of Listening」で、著者は、カルフォルにアにあるThe Listening Center の創始者でもある、Kay Lindahl.
名字は違いますが、偶然にも名前はケイと同じ。(以下は、The Listening Centerのウェブサイトです。)
http://www.sacredlistening.com/tlc_biography.htm
その本の中で、彼女はある文化/村を紹介しています。そこの村には、犯罪がないのです。もちろん、その村に住んでいる人たちも、私たちと同じ人間なので、悪い行いをする時もあります。
通常、人というのは、犯罪に至る前に、何度か小さな良くない行動/受け入れられない行動をし、それが修正されないと、法に触れる行動、つまり、犯罪を犯すこととなります。
その村では、子ども、大人関係なく、誰かが小さな良くない行動をした際、村中の人たちが集まり、その人を中心にして座り、どうして、そのようなことをしたのか、その人に聞く、というものかと思いました。
そうではなく、集まって、その人に感謝していること、その人の今までの善い行い、長所、性格的に良い点を伝え、その人が行った良くない行動のことについては、一切話し合わないのです。
それでは、人は成長しないのでは? 道理の分からない小さな子どもにも、その方法で良いのか?という疑問も出て来ますが、結果が全てを物語っています。
この方法で、この村はずっと犯罪がないのです。多くの社会学、犯罪心理学の研究者が、この村を訪れ、なぜこの村には犯罪が起こらないのか、調べますが、やはり行き着くところは、この方法が有効だという結論だそうです。
この著者が大切にしている点の一つに、聴くこと/聴かれることにより、人は静寂にある、本来の自分にたどり着く。そして、その聴くという方法は、人の話を聴くというものと、自分のことを聴くという、2つの方法がある。
上記の犯罪のない村の方法は、良くない行動をした人が、村の人々から良いフィードバックをされることで、自分や他人を責めるのはなく、自分の中にある、本来の自分の声を聴く、ということができるようになっていく。
それにより、問題行動を外側から規制するのではなく、その人の内側から、不足や心の渇きを潤すことにより、行動を変えることが、できるようになるのだと思います。
この視点は、私のカウンセリングの時の信念と、重なるので、とても興味深く読ませてもらいました。
続きは、次回に。
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