居なくなってしまってから
ああしておけば良かった、こうしておけば良かった…と、思いは尽きないものです。
葬儀の後、何とは無しに姉と夜更けまで四方山話。
『私は何かと手が掛ったけど、お前は手が掛らなかったから』と姉。
確かに、進学やら就職やらで姉は親と衝突してましたからねぇ。
そんな様子を見てか、ワタシは無意識のうちに
進学にしても高望みしないで無難な学校を選んで、
家の中に波風立てない様にしてたのかもしれません。
就職も特に相談せずに、自分で決めて事後報告だったし。
その分、父ともあまり突っ込んだ話し合いをした記憶がありません。
姉は『お前は放っておいても大丈夫、って思われてたんだよ』と言いますが
果たしてそうだったのか? 今となっては…ってやつです。
もともと無口で、余程のことが無ければ怒るようなことも有りませんでしたし。
(高校時代、数学の試験 20点でも怒られなかったなぁ…。)
ある程度の年齢になれば、酒でも酌み交わして男同士の語らい…というのが
普通はあるんでしょうけど、
(ちゃんと仕事はしてますよ)結婚もせずフラフラと
この年齢まできたワタシは、なんとなく距離をおいていましたし
それに対して、特に何か言ってくるという事もありませんでした。
ただ、姉が出産してからは孫にメロメロで
帰って来るたびに、動物園やら遊園地やら… なんとマメに出掛けること。
『恐るべし孫のチカラ』の一言に尽きます。
義兄の転勤で大阪へ引っ越した後に
父を誘って遊びに行った(父は飛行機初体験)のが、唯一孝行だったかな…。
あれから20年…そんな孫(甥)も立派な社会人。
数年前までは『孫の結婚式まで元気でいなきゃ』と言っていたらしい。
ごめんよ、息子の結婚は絶望的だったからね。
『親孝行したい時に親は無し』…とは 良く言ったものですが
他人様に迷惑をかけて親に頭を下げさせたり
警察の世話になったりしなかったことくらいですかねぇ…
そんなコトでも親孝行したことになりますかね?
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