最近の政治情勢を眺めて感じることなど

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【自民党総裁選】個性の強い候補者が続々名乗りを上げる中…総理大臣に適してるのは加藤勝信氏なのかも

2024-09-06 16:26:21 | 時事ネタ

▼9月10日に元官房長官・加藤勝信氏が自民党総裁選出馬を正式表明する予定

きたる自民党総裁選に向けてかねてより出馬意欲を示していた加藤氏。

いよいよ正式に出馬表明を行うそうです。

自民党の加藤勝信元官房長官(68)は、自民総裁選(9月12日告示、27日投開票)で「ニッポン総活躍プラン」を掲げ、所得の倍増や賃上げ、国内投資の促進を公約として打ち出す意向を固めた。5日には立候補に必要な国会議員の推薦人20人の確保にめどをつけ、10日午前に出馬表明と政策発表の記者会見を行う予定だ。加藤氏は、給食費・子供の医療費・出産費の負担ゼロを訴える。派閥パーティー収入不記載事件を受けた政策活動費の上限設定・使途公開も含む政治資金改革について、今年度内の法制化も目指す方向だ。
明治天皇が神前に誓う形で発布された新政府の方針「五箇条の御誓文」に学ぶ加藤氏自身の「五つの大原則」も打ち出す。
《引用》<独自>自民・加藤勝信氏、総裁選公約に所得倍増や給食費など負担ゼロ 10日出馬表明へ - 産経ニュース

知名度抜群の候補者が居並ぶ中ではいま一つ地味な印象は否めない加藤氏。

とはいえ、これまでの実績を見れば、総裁選立候補に十分値する人物であることがわかります。


▼改めてみると『厚労相』や『官房長官』など数々の要職を歴任してきた加藤氏のツワモノ感

加藤氏は衆院岡山5区選出で、平成15年初当選。第2次安倍晋三政権で官房副長官や厚生労働相などを歴任し、菅義偉政権では官房長官に登用された。岸田文雄政権でも厚労相に就き、現在は党の拉致問題対策本部長を務めている。
《引用》<独自>自民・加藤勝信氏、総裁選公約に所得倍増や給食費など負担ゼロ 10日出馬表明へ - 産経ニュース


▼『拉致問題』にも深く関わってきた⇒立場や官職が変わっても継続

2015年の初入閣で拉致問題担当した加藤氏ですが、立場が変わった後もずっとこの問題に携わっていました。



今年2024年には「北朝鮮による拉致問題対策本部」の常任顧問へ就任しています。

自民党は14日の総務会で、拉致問題対策本部長に加藤勝信元官房長官をあてる人事を了承した。加藤氏は令和2~3年(2020~2021年)の官房長官在任中、拉致問題担当相を兼務した
《引用》自民党の拉致問題対策本部長に加藤勝信元官房長官 - 産経ニュース



▼経済政策の柱に掲げているのは『経済の持続的成長」

「ニッポン総活躍プラン」として所得の倍増や賃上げ、国内投資の促進を掲げている加藤氏。

具体的な政策は出馬表明の会見で明かされるようです。

8月20日に行われたインタビューで加藤氏が掲げる経済政策の一端を知ることができます。

大筋としては次のように考えているようです。
・物価や金利上昇を前提とした経済政策が必要
・物価と賃金の好循環のために金利のある経済に向かうことが必要
・日銀は急激な負荷とならないべく「丁寧な対応」が必要

自民党総裁選挙への立候補に意欲を示す加藤勝信元官房長官は、「経済の持続的成長」を政策の柱に据え、物価や金利上昇を前提とした経済政策を進めていく必要があるとの考えを示した。
  加藤氏は20日のインタビューで、日本経済は「物価や金利が動かなかったことでいろんな構造的ゆがみ」を作ってきたが、日本銀行が2回の利上げを行うなど「今やっと動かせるようになってきた」と指摘。6月は実質賃金が27カ月ぶりにプラスとなったが、物価と賃金の好循環が続くためには金利のある経済に向かわねばならないことは「明らかだ」と述べた。
(中略)
加藤氏は、日銀が異次元の金融緩和を導入した安倍晋三政権で官房副長官や厚生労働相、菅義偉政権では官房長官を務めた。日本経済の現状に関しては「まだ健康体とは言い切れない」と指摘。追加利上げに関しては「将来において目指すべきもの」としながらも、日銀には経済へ急激に負荷をかけることのない「丁寧な対応」をとるよう求めた。

  また、労働力不足の中、生産性を上げる投資を徹底的に行うことで転換期にある経済の「流れを強めていける」とも指摘した。

《引用》物価・金利の上昇する経済へ、持続的成長を目指す-加藤元官房長官 - Bloomberg

▼党内では派閥をこえて人望を集めている模様

能力の高さもさることながら、その風貌から温厚ぶりも滲み出ている加藤氏。

党内でも派閥を超えてしっかり人望を集めているようです。

世論調査の数字が低くても「ポスト岸田」の1人として加藤氏の名前が上がり続ける理由の1つに、清和研(安倍派)と志公会(麻生派)という、党内の2大派閥が、「加藤支持」でまとまる可能性がある、という点も大きかった。加藤氏は安倍元総理と近く、麻生副総裁も加藤氏を高く評価しているからだ。また、当選同期の萩生田前政調会長(安倍派)、武田元総務会長(二階派)と定期的に会合をもち、彼らからも「ポスト岸田」の一人として一目置かれる存在となっている。
《引用》“ポスト岸田”の「志ある」密かに燃える加藤勝信氏 「幸運の女神の前髪掴む」【「ポスト岸田」候補の素顔】 | TBS NEWS DIG



「党内に敵なし」

9月に行われる見込みの自民党総裁選レースで、加藤勝信元官房長官が急浮上している。温厚な性格から党内の敵はほとんどおらず、国会議員票で「最大公約数」になり得るのが強みだ。
(中略)
加藤氏の強みは「乗りやすい」ことだ。安倍晋三元首相に厚遇され、後継首相の菅氏からも答弁や政策能力を買われ、女房役の官房長官に抜擢された。
解散を決めた安倍派の若手は「勝信さんなら安倍派もまとまれる」と強調。安倍政権をともに支えた麻生太郎副総裁との関係も悪くない。菅・武田両氏と麻生氏という折り合いの悪い双方と気脈を通じる、まれな存在といえる。

《引用》加藤勝信氏、自民総裁選レースで急浮上 「最大公約数」も知名度低く選挙の顔には? - 産経ニュース


▼娘さんの勧めで始めた動画配信「かつのぶフレーム」もネット民の間で好評

加藤氏の独特な動画がクセになっているネット民が続出…


「かつのぶフレーム」とは、加藤氏がSNSで投稿する写真に多く見られる自撮りの構図のことです。
「かつのぶフレーム」誕生以前は文章での発信が多かった加藤氏ですが、娘さんから動画での発信が必要だと指摘されたとのこと。そこで秘書に撮影してもらったところ、さらに自撮りにするようダメ出しをされた結果、今の構図が誕生したとのことです
《引用》SNSで話題のかつのぶフレーム!自民党・加藤勝信衆院議員がその誕生秘話を語る!選挙ドットコムちゃんねるまとめ




結論として

今回の候補者の中で『総理大臣』に最適なのは、控えめでありながら実は能力も人望も兼ね備えている加藤氏なのかもしれません。


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