最近の政治情勢を眺めて感じることなど

タイトルそのまま「最近の政治情勢を眺めて感じること」など書き連ねています。右寄り中道。

【経済でも安全保障でもなくソレ?】立憲民主党野田佳彦代表、優先したい政策を問われ「紙の保険証復活」と即答してしまう

2024-10-31 16:30:27 | 日記

▼衆院選で議席数増やした立民…野田代表が語る『着手したい政策の優先順位』にネット民がザワザワしている

10月27日に行われた衆議院選挙で自民・公明は大敗して過半数割れとなりました。一方、大幅に議席数を伸ばしたのが立憲民主党。にわかに政権交代が現実味を帯びる中で野田代表のトンデモ発言が注目を浴びています。

▼首相指名されたい!!目下、他野党へ協力を必死に要請している立民・野田佳彦代表

首相指名で「野田佳彦」と書いてくれと維新や国民民主や共産党を説得しにかかっている立民。 とはいえ、10月31日現在、色よい返事を獲得できているのは共産党だけです。

 自民・公明の与党が過半数を失ったことを受け、立憲民主党の野田代表は、首相への就任を目指し、首相指名選挙で「野田佳彦」と書くよう、ほかの野党に要請しています。
(中略)
 野田代表は先月、石破内閣不信任案を一緒に提出した維新、国民、共産の協力を得たい考えですが、維新、国民はつれない対応で、共産も応じるかは見通せていません。
≪引用≫立憲・野田代表、ほかの野党に首相指名選挙で協力要請も…苦しい状況続く

▼そんな「総理になるかもしれない野田代表」が優先したい政策は『紙の保険証の復活』ですって⇒国民総ずっこけ

選挙特番で、優先政策について聞かれた野田代表が堂々と宣言したのがこちらです。

「まずは紙の保険証を使えるようにする」

 立憲民主党で代表を務める野田佳彦氏は10月27日夜、優先政策について聞かれ、その1つとして「まずは紙の保険証を使えるようにする」と述べた。フジテレビの選挙特番で語った。
 同党は「政権交代こそが、最大の政治改革」と題する政策ポスターでも「国民の不安払拭など一定の条件が整うまでは、現在の紙の健康保険証を存続する」と記載していた。
≪引用≫「紙の保険証も使えるようにする」--議席増の立民・野田代表、優先政策の1つに - CNET Japan

総理大臣になろうと考えている人の「優先政策」が紙の保険証とは。

翌日、野田代表はさらに「選択的夫婦別姓導入」強い意欲も表明しました。

10月27日投開票の衆院選で、議席を大幅に伸ばした立憲民主党の野田佳彦代表は開票後の記者会見で、選択的夫婦別姓について「2022年に野党で共同提案している民法改正案があるので、その採決を迫っていく」と明言。制度導入に改めて意欲を示した。
≪引用≫選択的夫婦別姓「採決迫る」と立憲・野田代表。野党が2022年に提出した「民法改正案」、どんな内容?(ハフポスト日本版)

経済は?国際情勢は?まがりなりにも総理大臣になる可能性のある人がその程度の感覚ですか?

「紙の保険証と夫婦別姓で腹が膨るか!!」とネット界隈は大炎上の様相へ。


▼選挙中は「政治とカネ」一辺倒だった野田代表⇒批判にかまけて政策をロクに考えていなかった説が濃厚

選挙中はどの党よりも「政治とカネ」ばかりに言及していた野田代表を始めとする立民候補者たち、

各党の“第一声”に掲げたのはもちろん「政治とカネ」問題

各党の第一声を分析して見えてきた“もっとも訴えたい政策”とは…
立憲民主党 野田代表
「裏金議員をウラから助ける、そしてウラの組織からの支援を受けている。ウラウラウラの自民党の政治文化を八王子から壊していこうじゃないですか、みなさん!」
立憲民主党は、全体の89%を「政治とカネ」に言及。いわゆる“裏金事件”を争点化して、“反自民層”の支持を広げたい考えです。
 ≪引用≫【衆院選】党首の第一声を独自分析 “もっとも訴えたい政策”は?

いわゆる『裏金議員』とレッテル貼りされた自民党議員のいる選挙区から応援演説に周ります。

 立憲民主党の野田佳彦代表は衆院選が公示された15日、自民党の派閥裏金事件を受けて党から非公認となった萩生田光一・元自民党政調会長(61)が立候補している東京24区の八王子市で選挙戦第一声を行った。 同党は元参院議員の有田芳生氏(72)を同区に擁立している。
 野田氏は「(萩生田氏は)巨大な存在で、八王子に根を張っている強敵だ。立ち向かうには勇気がいるが、勇気を振り絞っていただいた」とした上で、東京24区を第一声の地に選んだ理由について「我々は裏金を許してはいけない。忘れてはいけないと言う思いを共有したい」と主張。この日は、旧安倍派幹部として萩生田氏と同様に非公認となった西村康稔・元経産相、高木毅・元国対委員長の選挙区に入り、立民の候補を応援するとも述べ「効率は悪いが、でも『裏金隠し解散』なので(裏金問題を)隠してはいけない。裏金問題が争点であることを国民のみなさまにもご理解いただき、共有いただくため、初日は裏金大物議員の選挙区を回る」と述べた。
その上で、萩生田氏と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係が取りざたされたことを念頭に「裏金議員を裏で支える政治、裏、裏、裏の自民党政治に決別しようではないか」とも訴えた。
 ≪引用≫立民野田代表「裏、裏、裏の自民党政治に決別を」 裏金問題で非公認議員の地元で第一声 - 社会 : 日刊スポーツ

ただただ「政治とカネ」ばかりの演説に批判の声はあがりますが、野田代表はこの手法を「一点突破で成功」とポジティブに認識している様子です。

 元衆院議員の金子恵美氏から、選挙期間中に裏金問題の追及に徹したため連立政権樹立の際の政策ビジョンが見えないと指摘されると、「逆にこの問題で、公示の日から最後まで一点強行突破に徹したから、劇的な変化が生まれてきてると思います。その他の政策がないわけではなくて、政策集にもちゃんと出していますので」と語気を強め回答。金子氏が「そこが全然伝わってこなかった」と反論するのを妨げ、「それがにじみ出るように、今後頑張っていきたいと思います」と主張した。
≪引用≫立民・野田代表 優先政策の筆頭に「紙の保険証も使えるようにする」 裏金問題指摘の「一点強行突破に徹した」ことが勝因と分析(デイリースポーツ)

 

ちなみに立民に投票した割合が多いのは主に高齢者で、生活に直結した政策を欲している現役世代には立民の作戦は響きません。

▼公約そのものもお粗末極まりなかった立民⇒実質デフレ政策を堂々と掲げてしまい大炎上

立民いわく

「物価上昇率ゼロ!でも賃金アップを目指します!」

物価もあげられないのに、賃金だけ上がるとは? 発表直後から早々に多くの識者から批判の声があがりました。

識者いわく「デフレ脱却が危うくなる政策」

 立憲民主党が衆院選に向けた公約で、「新しい金融政策」への転換として、日銀の物価安定目標を現在の「2%」から「0%超」に変更することを盛り込んだ。元日銀審議委員でPwCコンサルティングチーフエコノミストの片岡剛士氏は「デフレ脱却が危うくなる政策」と指摘する。
 同党は物価目標の変更に加え、政府と日銀の共同目標として「実質賃金の上昇」を掲げるとした。 国民民主党の玉木雄一郎代表はXで«物価目標をゼロにするということは賃金上昇率もゼロにするということ»と投稿した。一方、立憲民主党の泉健太前代表は«「0%超」とは「0%近傍」という意味ではなく、「プラス領域」という意味»と説明した。
 日銀審議委員として金融政策に携わった経験を持つ片岡氏は、物価目標の変更についてこう解説した。 「物価安定目標を『2%』から『0%超』に変更するという立憲民主党の主張には違和感を禁じ得ない。2%から0%超に変更することは、現在よりも低めの物価上昇率で良いというメッセージにつながり、デフレからの脱却が危うくなる。消費者物価指数の上方バイアスを考慮に入れれば、『0%を超えれば良い』という目標設定はデフレ容認にもつながるし、政策当局による早すぎる引き締め策を助長するリスクもある。更に、先進諸国が2%の物価目標にコミットしている現状を踏まえれば、わが国の物価安定目標が『0%超』となることは、円高という形で継続的に海外からデフレ圧力が加わることも意味する。1985年のプラザ合意以降、アベノミクスが始まる2012年末まで、わが国は為替レートの理論値である購買力平価を上回る円高を経験した。この間、インフレ率は低下して1990年代後半以降マイルドなデフレとなり、失業率は高まり、賃金が上がらない状況となった。立憲民主党は日本経済を再び長期停滞にしたいというのだろうか
≪引用≫立憲民主党の物価「0%超」目標の意味は 共同声明の綻び問う 金融PLUS 編集委員 大塚節雄 - 日本経済新聞

 

自公過半数割れと言う空前絶後のチャンスを得た立民。とはいえ、自民党批判に傾倒しすぎて肝心の政策づくりを怠っていたであろうことはもはや隠しきれず、この体たらくでは今回獲得した議席も早々に失うに違いありません。


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