Local-Liner ~静サツ雑記帳

静岡運転所札幌派出所=静サツへようこそ。
札幌圏の鉄道を軸に、気ままに書き連ねていく日記です。

年末帰省2014 第8回 そこにある駅

2015年04月18日 | 鉄道 ‐ 旅行(2014年)


 475系の快速で金沢までやってきました。



 以前は終日運用についていた475系・457系ですが、2014年3月改正で朝夕に絞られました。運用区間も金沢~直江津だったのが金沢~糸魚川に変更されています。
 さらに、8月にダイヤ改正が行われ、413系および急行型電車だけだった富山~糸魚川にも521系が進出。急行型電車で運行される列車は、4往復程度にまで減ってしまいました。



 この快速「ホリデーライナーかなざわ」をもって、午前中の急行型運用は全て終了です。



 回送発車を待つつもりでしたが、なかなか出ないので諦めました。



 一度改札へ出て、昼飯などの準備をします。

 521系の富山行きに乗って金沢を後にしました。

[北陸本線 445M 金沢10:55→富山12:07]



《高岡 11:36着》

 445Mはワンマン運転で富山まで向かいます。
 特急待避のために高岡で12分も停車をするのが特徴です。



 1本目は「はくたか11号」。JR色の681系でした。



 後ろも681系。



 続いて683系4000番台の「サンダーバード7号」。



 撮影中に過ぎていった683系8000番台「はくたか4号」。



 撮影中にやってきたハットリくん仕様のキハ40。
 ちなみに一連の流れはわずか4分の間の出来事です。



 もともと過密気味だった車内は、富山に近づくにつれて混雑が増してきました。18きっぷシーズンということを考慮しても、以前の413系3両に比べて521系2両では少々輸送力が足りないと感じてしまいます。



《富山 12:07着》

 富山では8分の接続で直江津行きに乗ります。



 富山―直江津は直江津に向かうにつれて本数が少なくなる、いわゆる『片輸送ダイヤ』です。もっとも、新幹線開業で泊を境に分断されることになるのですが……



 偶然にも初番編成。



 18キッパーのほとんどを載せ、413系は東へ。

[北陸本線 543M 富山12:15→直江津14:12]



 ボックスは後ろ向きながら座れました。



 ご飯は焼き鯖寿しをチョイス。個人的に酢締めより好きです。



 日本海の見える区間に入っても、外は雨模様では期待できません。



《糸魚川 13:26着》

 糸魚川で通過待ちをします。



 追い抜く「はくたか13号」が入線。



 通過線である中線を挟んで反対に停車します。



《糸魚川 13:33発》

 糸魚川―直江津は北陸本線が誇るトンネル区間です。
 北陸本線は各地に難所を抱えていました。上下とも25パーミル勾配が続く長浜―敦賀の柳ヶ瀬越え、連続スイッチバックを含む敦賀―今庄の杉津越え、海が迫る泊―青海の親不知などなど。
 糸魚川―直江津も親不知同様海が迫る上、地質がもろく何度も崩落事故が起きていました。また、同じ理由から複線化も難しい状況にありました。
 そこで1969年、トンネルで内陸を貫く複線の新線を建設されたのです。



 浦本を出ると本格的なトンネル区間。駅以外はほとんどがトンネルとなります。というより、駅の場所だけトンネルでないという方があっています。



 全長11kmもの頚城トンネルに突入。北陸本線でも屈指の長さのトンネルです。



 13時53分。列車は頚城トンネルの中で速度を落とし、やがて停車しました。



 ふと前を見ると、なにやらホームのようなものが……ではありません。ホームです。

 そうです。ここはトンネルの中の駅・筒石です。



《筒石 13:53発》

 風圧対策のため、トンネルとの間に仕切りがあります。
 列車を見送ってから駅を出ます。



 見回りの駅員さんとほぼ同時にホームを出発。



 50段ほど登り、



 上り線ホームからの階段と合流ししばらく進むと、



 目もくらむほどの長い階段が待ち受けています。その段数なんと290段(ホームから数えて)

 傾斜が結構きついので、上るのも結構大変。



 なんとかゴールの駅舎に到達。



 3分17秒もかかりました。



 プレハブ小屋のような駅舎。中も待合室がある程度。
 こんな駅ですが、トンネル内のホームが危険なため、常に駅員が常駐しています。



 駅全景。



 海に向かって続く谷川。ここから800メートルほど先に先代筒石駅がありました。



 踏み外したら死ねる。



 というわけで駅探訪終了。暗いトンネルの中に戻ります。



 仕切りを開けてトンネルに入ると「北越6号」が通過。ものすごい風圧です。仕切りを明けるのに四苦八苦するレベルです。



 しばらくして直江津行きが到着。413系北陸色2連発です。

[北陸本線 545M 富山13:17→直江津15:22]

《筒石 15:03発》



《有間川 15:12着》

 2つ先の有間川で下車しました。



 トンネル化で多くの駅が駅舎を取り壊された中、有間川は木造駅舎が残っています。



 年季を感じさせる柱。



 残念ながら無人です。



 待合室もがらんどう。



 駅は海から10メートルほど上がった場所にあります。駅舎を抜ければ、日本海が待ち受けています。



 潮風にさらされ続けた駅舎。第3セクターになっても保たれることを願うばかりです。



 海岸を走る国道から見た駅舎。

 次の列車がくるまで、通過する列車を撮ってみました。



 高速で進入する「はくたか14号」。
 この駅の東側は、旧線をそのまま複線にした区間です。つまり、海沿いに小さなカーブが連続する線形になっています。ホームも東半分がカーブを描いています。



 「はくたか17号」はスノーラビットでやってきました。



 突如登場した683系。ダイヤ上は「はくたか83号」ですが、この日(12月30日)は運転ではありません。おそらく「はくたか82号」が増発されている関係で、本数の埋め合わせのために回送したのでしょう。



 後追い。



 列車がいなくなったところで構内踏切を渡ります。



 直江津駅で折り返してきた413系で有間川駅を後にしました。

 続く!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿