ちょうど2年前、私は受験生でした。今のようにブログを書いているような暇などはもちろん……(この先15行ほど続くため省略)……なく、参考書と問題集を見ては苦悶に苦しむ毎日でした。
最近は高校1年生ぐらいから先生が「受験」の単語を出し始めるような時代になりました。中には幼稚園の頃から「受験」をちらつかせる親もいるとか……子供の楽しみを奪ってまでやるものかといわれると正直疑問ですが。
それはおいとくにしても、高3ともなればさすがに受験生としての自覚が出てくるでしょう。部活に精を出していた人でも、恐らく8月以降は勉強に精を出さざるを得なくなります。
そんなわけで、かつて受験生だった私も、後輩たちに向けて受験の知恵を書き連ねていくとしましょう。
といっても、勉強面では学校や塾の先生の方が詳しいでしょうから、それ以外のことになりますが。
大学受験で、意外と見落としがちなのが大学の下見です。
どういう大学なのかを知る機会、という意味でももちろん大事なのですが、二次試験で大学を使う場合、会場までのルートを把握するのも大事なポイントです。
というのも、受験当日は受験独特の緊張で、何をしでかすかわからないからです。例えば最寄駅を降り間違えたり、違う行先の電車に乗ってしまったり、入り口が分からなくて右往左往している間に時間が迫ったり――全て私の同期の友人たちのリアル体験談です。そうでなくとも受験票を忘れたりお腹を壊したりとトラブルに追われやすいのですから、減らせるトラブルは減らすに越したことはありません。
かくして、2011年8月3日(水)、私は受験する某T大学に下見に行くことになりました。

朝の静岡駅から、新幹線で東京に向かいます。

混むことを予想して、自由席が5両しかない「ひかり」を避け、「こだま」で行くことに。
〈種別:新幹線 東海道新幹線 こだま708号 静岡7:38→東京9:07〉
《静岡7:38発》
各駅に停まる「こだま」は東京―名古屋便と東京―新大阪便を基本としていますが、朝夕の時間帯にはイレギュラーな行き先がみられます。
この内、700号台は東京―静岡・浜松の区間便です。800号台の三島発着便と合わせ、静岡以東から東京方面に向かう需要にこたえています。なにより、ほとんどが全車自由席(土休日は通常通り1~7・13~15号車が自由席)なので、客の多い時期でも確実に座ることができます。
「こだま708号」は静岡始発なので、もちろん楽々と座れました。次の新富士で、「こだま708号」のすぐ後に発車する「ひかり502号(名古屋6:37→静岡7:42→東京8:40)」に抜かれますが、その差はせいぜい30分弱。座れることの快適さに比べたらさしたことはありません。
《東京9:07着》
東京駅に着いてからは、北自由通路をひたすら突き進み、八重洲口側から丸の内口側へと大移動。


ついた先は東京メトロ丸ノ内線のホームです。

到着と同時に池袋行きが発車してしまったので、しばらく待ちぼうけ。この日は3分ほど遅れていました。

といっても、次の列車は3分後にやってきましたが。
〈種別:? 東京メトロ丸の内線 荻窪→池袋〉
《東京9:20発》
《本郷3丁目9:28着》

某T大学最寄駅・本郷3丁目に到着。丸の内線では深いところにある駅です。それでも地下2階ですが。改札は地上階にあります。
この真下、地下5階には都内一のモグラこと大江戸線が通っています。後の受験で新宿に泊まっていたら(この記事を参照)、受験前に階段で音を上げていたことでしょう。

駅を出てすぐの、本郷通りと春日通りが交わる交差点。

本郷通りをまっすぐ進みます。

10分ほどで目的の某T大学に到着。え? もう名前出さなくても分かるって? これがかの有名な「赤門」だなんて、口が裂けても言えません。
T大はオープンキャンパスがなく、代わりにキャンパスツアーなるものをやっています。学生の人が案内がついて、構内を一巡りするものです。
10時ちょうど、キャンパスツアーがスタート。参加者は私を入れて10名強でした。

まず案内されたのは大学図書館。でかい!

受験発表に使われるという並木道。でも北大のポプラ並木に比べたら……

どの建物を歴史を感じさせる代物です。

T大を代表する建物、○田大講堂。

中央に位置する三四郎池は、夏目漱石の小説「三四郎」から採られています。

大学病院。別名廃人の巣窟。その理由は……"理三"で検索!

体育施設がとても充実しています。案内の大学生の方曰く、キャンパスに暮らすのも不可能ではないとのこと。

1時間でキャンパスを一周したところで終了。自由解散となりました。

大学内にコンビニが!
当時はただ単にすごいの一言でしたが、今思い返せば学生協の存在意義が疑われる一コマです。
せっかくなので、学食に寄ってみることに。

学生の昼時と被ったため、食堂は大混雑です。

名物だという「赤門ラーメン」(大盛り)を注文。まず目を引く赤色のスープと器のデカさ。優に掌が入るほどの丼で出てきました。
なお、お味は『暖かい冷麺』で、静サツの下には合わなかった模様。食べきりましたけどね。

学生協でおみやげを見てきました。こちらの都合により、大学名は伏せさせていただきます。判ってても言っちゃ駄目!

こうして、大学の下見はものの2時間で終わってしまいました。

南北線の某駅から地下鉄に乗り込み、私は悠々と帰宅の途に就くことしたのでした。
――とてつもなく長い、長い、帰宅の途に。
もう一度言いますが、会場までのルートを把握するのも大事なポイントです。言い換えれば、会場までの行き帰りも重要になってきます。
そう、『行き帰り』。
というわけで、次回は大事な大事な『帰り』編です。
最近は高校1年生ぐらいから先生が「受験」の単語を出し始めるような時代になりました。中には幼稚園の頃から「受験」をちらつかせる親もいるとか……子供の楽しみを奪ってまでやるものかといわれると正直疑問ですが。
それはおいとくにしても、高3ともなればさすがに受験生としての自覚が出てくるでしょう。部活に精を出していた人でも、恐らく8月以降は勉強に精を出さざるを得なくなります。
そんなわけで、かつて受験生だった私も、後輩たちに向けて受験の知恵を書き連ねていくとしましょう。
といっても、勉強面では学校や塾の先生の方が詳しいでしょうから、それ以外のことになりますが。
大学受験で、意外と見落としがちなのが大学の下見です。
どういう大学なのかを知る機会、という意味でももちろん大事なのですが、二次試験で大学を使う場合、会場までのルートを把握するのも大事なポイントです。
というのも、受験当日は受験独特の緊張で、何をしでかすかわからないからです。例えば最寄駅を降り間違えたり、違う行先の電車に乗ってしまったり、入り口が分からなくて右往左往している間に時間が迫ったり――全て私の同期の友人たちのリアル体験談です。そうでなくとも受験票を忘れたりお腹を壊したりとトラブルに追われやすいのですから、減らせるトラブルは減らすに越したことはありません。
かくして、2011年8月3日(水)、私は受験する某T大学に下見に行くことになりました。

朝の静岡駅から、新幹線で東京に向かいます。

混むことを予想して、自由席が5両しかない「ひかり」を避け、「こだま」で行くことに。
〈種別:新幹線 東海道新幹線 こだま708号 静岡7:38→東京9:07〉
《静岡7:38発》
各駅に停まる「こだま」は東京―名古屋便と東京―新大阪便を基本としていますが、朝夕の時間帯にはイレギュラーな行き先がみられます。
この内、700号台は東京―静岡・浜松の区間便です。800号台の三島発着便と合わせ、静岡以東から東京方面に向かう需要にこたえています。なにより、ほとんどが全車自由席(土休日は通常通り1~7・13~15号車が自由席)なので、客の多い時期でも確実に座ることができます。
「こだま708号」は静岡始発なので、もちろん楽々と座れました。次の新富士で、「こだま708号」のすぐ後に発車する「ひかり502号(名古屋6:37→静岡7:42→東京8:40)」に抜かれますが、その差はせいぜい30分弱。座れることの快適さに比べたらさしたことはありません。
《東京9:07着》
東京駅に着いてからは、北自由通路をひたすら突き進み、八重洲口側から丸の内口側へと大移動。


ついた先は東京メトロ丸ノ内線のホームです。

到着と同時に池袋行きが発車してしまったので、しばらく待ちぼうけ。この日は3分ほど遅れていました。

といっても、次の列車は3分後にやってきましたが。
〈種別:? 東京メトロ丸の内線 荻窪→池袋〉
《東京9:20発》
《本郷3丁目9:28着》

某T大学最寄駅・本郷3丁目に到着。丸の内線では深いところにある駅です。それでも地下2階ですが。改札は地上階にあります。
この真下、地下5階には都内一のモグラこと大江戸線が通っています。後の受験で新宿に泊まっていたら(この記事を参照)、受験前に階段で音を上げていたことでしょう。

駅を出てすぐの、本郷通りと春日通りが交わる交差点。

本郷通りをまっすぐ進みます。

10分ほどで目的の某T大学に到着。え? もう名前出さなくても分かるって?
T大はオープンキャンパスがなく、代わりにキャンパスツアーなるものをやっています。学生の人が案内がついて、構内を一巡りするものです。
10時ちょうど、キャンパスツアーがスタート。参加者は私を入れて10名強でした。

まず案内されたのは大学図書館。でかい!

受験発表に使われるという並木道。

どの建物を歴史を感じさせる代物です。

T大を代表する建物、○田大講堂。

中央に位置する三四郎池は、夏目漱石の小説「三四郎」から採られています。

大学病院。別名廃人の巣窟。その理由は……"理三"で検索!

体育施設がとても充実しています。案内の大学生の方曰く、キャンパスに暮らすのも不可能ではないとのこと。

1時間でキャンパスを一周したところで終了。自由解散となりました。

大学内にコンビニが!
当時はただ単にすごいの一言でしたが、今思い返せば学生協の存在意義が疑われる一コマです。
せっかくなので、学食に寄ってみることに。

学生の昼時と被ったため、食堂は大混雑です。

名物だという「赤門ラーメン」(大盛り)を注文。まず目を引く赤色のスープと器のデカさ。優に掌が入るほどの丼で出てきました。
なお、お味は『暖かい冷麺』で、静サツの下には合わなかった模様。食べきりましたけどね。

学生協でおみやげを見てきました。こちらの都合により、大学名は伏せさせていただきます。判ってても言っちゃ駄目!

こうして、大学の下見はものの2時間で終わってしまいました。

南北線の某駅から地下鉄に乗り込み、私は悠々と帰宅の途に就くことしたのでした。
――とてつもなく長い、長い、帰宅の途に。
もう一度言いますが、会場までのルートを把握するのも大事なポイントです。言い換えれば、会場までの行き帰りも重要になってきます。
そう、『行き帰り』。
というわけで、次回は大事な大事な『帰り』編です。
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