牛には引かれてないけど善光寺

　

伊勢神宮同様、一生に一度は行った方がいいと云われているので

行ってみました　善光寺詣。

 

ＪＲ東日本の『トクだ値割引』を利用して、久々の新幹線（あさま）。

 

 

※『トクだ値』割引は、特定の新幹線でしか適用されないので、「あさま」に乗るしかないのだ

※「あさま」は東海道新幹線で言えば「こだま」タイプ（各駅停車）なので、たくさん停車する。

 

長野駅からは、徒歩で善光寺へ。

天気がいい～（晴女）

 

 

善光寺交差点からは車が入らない参道。

 

↑　仁王門　高さ10ｍ（登録有形文化財）

山号の『定額山』の額装が掲げられている

仁王像は、外が明るすぎてコントラストがきついので、

翌朝撮りなおした（また次回）。

 

↑　巨大山門　高さ20ｍ（重要文化財）

ここに『善光寺』の額装

2階部分に入ることができる。

 

↑　本堂　高さ30ｍ（国宝）

 

本堂には「善光寺」とは書いてなくて、

山門にその額装がある。

善光寺の文字の中に、鳩が5羽いるというのだが

（鶴岡八幡宮みたいね）

 

↑　これなんだって

 

イマイチ5羽目の鳩が分かりにくいのだけど

善光寺交差点の表示が少しわかりやすい。↓

 

 

平日だったので、それほど混んでいない。

サクッと参拝して本堂や山門、経蔵（これも重要文化財）、史料館をめぐる。

 

本堂では、内陣に詣でてから、お戒壇巡り。

「極楽の錠前」に触れることで、錠前の真上におられる絶対秘仏の御本尊様と結縁を果たし、

極楽往生の約束をいただく道場　なのだ。

しっかり約束をいただけた　と思う。

 

経蔵では、八角の輪蔵（りんぞう）を夫と二人でぐるっと押して一周。

コレで、仏教経典を網羅した鉄眼黄檗版【てつげんおうばくばん】『一切経【いっさいきょう】』全6,771巻すべてを読んだことになる。

（結構重かったけど、回り始めたらその動きのスムーズさに驚く）

 

史料館では、高村光雲・米原雲海作の、仁王門に安置された像の1/4原型像があって、

なかなか見ごたえあった。

1/4でもかなり大きいし、細部まで見事な彫刻が間近で見られる。

 

山門は、急な階段を上って2階部分へ。

内部の壁には、毛筆で書かれた、江戸時代から昭和初期の落書きがたくさんある

（現在は落書き禁止。落書きしたら処罰される）

四国八十八ヶ所霊場分身仏も安置されているので、これを巡れば八十八ヶ所巡りコンプリート。

 

善光寺って、たいへんな修行をしなくても、

ものすごくご利益のある、極楽往生お約束の場所なのね。

 

善光寺の参拝は、上記すべてが見られるセット券がお得。

しかも、有効期限内（2日間）であれば、何度も使用できるようだ。

 

参拝後、仲見世通りに戻って　ちょっとスタバ（信州善光寺仲見世通り店）へ。

 

 

ココのスタバ、入口に石灯籠（↑）があるのだけど、

これが江戸時代のものだそうで、土の下から出てきた（）ものをそのまま使用しているとか。

入口は間口が狭いけど、奥行きもあるし天井も高いしで

内部はかなり広々している。

 

 

2階には珍しく小上がりがあって、掘りごたつ式（床暖房完備：長野は寒いしね）↓

 

しかも意外にもやたら空いていて、ゆっくりできた～

（でも、土日は混むらしい）

 

仲見世通りからさらに下って、善光寺交差点にある『八幡屋礒五郎』へ。

 

↑　これは　八幡屋礒五郎本店　横にある、くるま缶の車。

 

街中を走っていたら目立つだろうけど、何を運ぶんだろう？

宣伝だけかな

 

↑　お店の前の休憩用イスも七味缶

 

お土産買いました。

今回は、初めて宿坊に泊まる。

善光寺の参道には、たくさんの宿坊があるけど、

どこがいいのか分からない。

なんとなく、で選んだのは天台宗の「良性院」。

 

当たり前だけど、質素だった。

久しぶりに、宿泊施設での夕食が「少ない…」と思った。

 

宿坊によっては、小学生やツアーの団体がいたり、外国人が多かったりするようなので、

そういうところでなくて、静かでよかった

（ワタシたち含め3組・全員爺婆）

 

翌朝は、「お朝事」（おあさじ）に参加する。

（つづく）