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陰謀論の恐怖

4月20日

■気に入ってるわけではないんですが、こんな模型が私の部屋に飾ってあります。アポロの月面着陸が実はスタジオで撮影されたフェイクニュースだったことを模型として表現したものです。

■そうです。その昔、アポロ11号は実は月に行っていなかった説という国家陰謀論があったのです。

■たとえば、月には大気がないのにアメリカ国旗が風になびいているのはおかしいとこの陰謀論は指摘します。しかし、アポロ計画のスタッフも馬鹿じゃないから、これから行く月がどんな場所くらい知っている。旗が広がって見せられるように、あらかじめワイヤーを仕込んでおいただけのことです。疑問に思ったら考える。陰謀論にはこれができない。わからない、だからそれは何の陰謀だ・・・というわけです。

■この種の陰謀論にはきまって学者の反論があるけど、どっちもどっちです。頭が足りていないのです。否定するのは簡単なことで、関わってる人が多ければ多いほど秘密を隠し通すことが難しくなるという算数がわかっていさえすればいいのです。

■反ワクチンのカルト団体が渋谷のクリニックで抗議活動を行い、不法侵入だのなんだので逮捕されたらしい。コロナは存在しない、そしてワクチン接種は人口削減政策の一貫だと彼らは主張する。ワハハハハ。人口を減らすどころか人類が消滅してしまうほどもうワクチン打ってるんだが。

■ファイザーもモデルナもアストラゼネカもシオノギ製薬もみんなグルだというのか?一人の社員でも反対する者がいれば、この高度情報化社会にあって隠し通せるわけがないのです。

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