湘南話し方センター / 姓命学研究所

神奈川県平塚市で開設して40年になる話し方教室です。心とことばの研究所として統計学も含め、たくさんのご相談あり。

日頃からの気配りがパワハラ防止になる

2021年09月22日 | 湘南話し方センター

「おはようございます」

「あ、おはようございます」

 

どうってことない日常のあいさつですが、

職場の上司にあいさつをした部下は、

上司のそのあいさつの返され方で微妙に心が動くものです。

 

勿論上司が先にあいさつをした時も同じです。

 

立場が違う場合は特に

【今、自分はどう思われているだろうか?】

そんな事を敏感に感じます。

 

 

上司から明るく力強く

「やあ!佐藤君おはよう!」

「鈴木さん!おはようございます。今日もよろしくね~」

帰る時も

「今日はお先に失礼するね。」

「お疲れ様!今日も忙しくて大変だったね。ゆっくり休んで明日またよろしくね!」

 

などと、このような気配りをしくれたら

部下の心理は

「あの上司は、私の事をいつも気にしてくれている。」

と信頼の気持ちも変わります。

そして、上司を喜ばせようともする行動になることも。

 

 

普段からこのような関係になっていると、

いざ仕事上でミスがあったとしても、

何気ない言葉も、必ず反対の思いやりの受け止め方に変わります。

 

「あれ、髪の毛短く切ったの?サッパリしたね。よく似合うよ。」

と言われても、気持ちよく受け止めて

「ありがとうございます。」

と、素直に喜ぶでしょうし、自分を見てくれているという気持ちから、

仕事に対するやる気も高まります。

 

しかし、関係が出来ていないと、パワハラとも受け止められかねられません。

 

 

リ-ダ―の条件の中には

『相手の出方にかかわりなく常に建設な態度を示す』

とあります。

 

以前なら「どうって事が無いのに・・・」と思っていても、

時代の変化によって、今は受け止め方にも随分変化が起きています。

 

立場におけるコミュニケーション力を今迄以上に心がけたいものですね。

 

 

 

 

今日の日も明るい心でコロナに負けない一日でありますように。

 

 

湘南話し方センター
所長 松永洋忠

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