湘南話し方センター / 姓命学研究所

神奈川県平塚市で開設して40年になる話し方教室です。心とことばの研究所として統計学も含め、たくさんのご相談あり。

自己肯定感を持たせるコツ

2021年10月29日 | 湘南話し方センター

「何であなたは100点取れないの! お兄ちゃんはできるのに」

「どうして、同じお腹から産まれてきてこうも違うのかね」

「何をやっても満足にできたことがないじゃないの」

「そんな事あんたに出来るわけないでしょう」

「生まれてこなきゃよかったのよ!あんたみたいな子」

・・・・・・・・・・・・・・・

 

親の思い通りにならない時、イライラした時、
心の中にミサイルが落ちてきたような言葉を発せられたこと
ありませんか?

 

 

この様な言葉も「虐待」の一つで、心理的虐待と言われています。

 

児童虐待には

①ネぐレスト

②育児放棄

③心理的虐待

④面前DV 

等 他、教育虐待もあります。

 

 

親からずっと否定的な言葉を浴びせられる。

自己決定権を奪われる事であらゆることをあきらめてしまう。

感情の爆発、自己破壊、現実逃避といった行為が

時として少年犯罪という形になるのです。

 

 

この構造と似ているのが実は

「不登校」の源となるケースも右肩上がりとなっています。

 

「親から逃げる為に家を出て売春をするようになった。」など

薬物や売春によって自己破壊することで

親に八つ当たり(復讐)をする少年、少女などさまざまです。

 

 

厚生労働省によると、全国の児童が2020年度に対応した
18歳未満の子どもへの虐待は20万5029件

1990年度の統計開始以降、始めて20万件をこえたという。

 

お子さんの自己否定を育ててしまう原因には、
冒頭のような言葉がお子さんの成長に大きな影響を与えています。

 

では、反対に自己肯定感を持たせるには?

 

当センターの教室や個人指導の内容には、
このような『心』に特化した言葉の勉強も含んでいます。

 

今日の日も明るい心で良き日でありますように。

 

 

湘南話し方センター
所長 松永洋忠

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踏まれて実る

2021年10月28日 | 湘南話し方センター

「ピアノ売ってちょうだい」♪「そのと~り」 

永年に渡りテレビCMで今も尚放映されている
俳優の財津一郎さん(86歳)

 

『B組金八先生」』 『丹下作膳』で一躍有名に。

10年程前、小田急線の鶴巻温泉駅近くにあったお寿司屋さんのカウンターで偶然のめぐり逢い。

店のご主人から紹介をされ、さまざまな話の中で財津さんは、
熊本県阿蘇農業高校出身でその当時の英語の先生からの言葉が
「踏まれて実る」麦の教えだったとのこと。

 

地主の子で戦後の農地開放で土地を失ったが、昔のことを嫉まれてか、
突然後ろから突き飛ばされたり、学費を盗まれたり、いじめに遭っていたそうです。

ある日の先生の言葉は忘れません。

 

それは・・・・

「麦踏に行くぞ!」

と誘われて畑に出サクッサクッとした茎の折れる音を響かせながら先生が口にした言葉。 

 

「さぞつらいだろう。でも今は勝負の時じゃなかとぞ、この麦を見ろ、踏まれた麦ほど豊かに実る。

人生はピンチの連続、それに対して神が与えた最大の武器が、

どっこいしょうと(ネアカ)に乗り越える力だ。」

 

 

あの出会いなしに今はないと思っています。

 

そう話してくれました。

 

 

 

最近は不気味な事件、阿蘇山大爆発。
コロナ渦の収束を願う大きな大きな叫びなのか?

 

 「そのとおり!」 

と先生は思っているかも知れない。

 

 

 

今日の日も明るい心で良き日でありますように。

 

電話0463-58-8740

 

湘南話し方センター
所長 松永洋忠
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孫へおばあちゃんからの心遣い

2021年10月27日 | 湘南話し方センター

先日、当センターの土曜教室に現役女子大生4年生のkさんが
おばあちゃんと一緒に来られました。

kさんは既に就職が決まっていて、
来年からは社会人。

しかも準公的機関への就職ですから、心の安心もあっての事でしょう。

kさんはひとりっ子で伸び伸びと育ってきた明るいお嬢さん。

おばあちゃんから見れば、
社会人となり、恥を書くことのないよう、そのためにこの教室で勉強をして欲しい!
との願いからだそう。

以前、おばあちゃんが県の職員をされていた時、
講演の依頼に当センターへ見えたのが一番最初のきっかけとなり、
また他のご縁もあり、今回に至りました。

 

体験では、現在の受講生30代~70代の男女の前で堂々と自己紹介。

「このような場合kさんはどう思いますか?」
と質問されても積極的に対応する姿。

そんな中でkさんの出身高校の話となり、
すると同じ高校へ通学をしていた先輩もいて、
kさんはそこで、より身近な感じとなり意欲をもって、受講することとなりました。

kさん言わく、
「私、年配の人と話すのが好きなんです。」

 

確かにkさんから見ると皆さんが年配。

そして同い年位の娘さんをお持ちの方や、
『中学生の娘さんとの関係を何とかしたい』と言う事がきっかけで見えているお父さん、
企業の管理職者の方も参加されていることから
kさんも更なる自信に繋がる場となることでしょう。

 

新鮮な空気が教室に入り、更に楽しい雰囲気の教室になりそうです。

 

10月30日は3ヶ月に一度の成果発表の日です。
先輩受講生の姿を見て、
刺激を受けることでしょう。

 

成果発表を見学体験もできます。

興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

今日の日も明るい心で良き日になりますように。

 

電話0463-58-8740

 

湘南話し方センター
所長 松永洋忠
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答えにくいことを聞く場合

2021年10月22日 | 湘南話し方センター

「あなたの血液何型?」
「お幾つですか?」
「独身ですか?」
結婚して何年か経った方に、お子さんがいないと知らずに、
「もうお子さんは何歳になられたんですか?」


何の抵抗もなく答えてくれたら問題は生じません。
しかし、さまざまな人間関係や、
立場の違いによっては、
「ここは答えたくない」
と、思うような体験をしたことはあなたはありませんか?


場合によっては相手の心に大きく傷がつくこともあります。


先日、そこそこの年齢の受講生の方に対して、
顔を出しに来てくれた当センターの教室のOBの方が、(OBと言っても若い青年)

「○○さんて、お幾つなんですか~?」
と聞いたところ、
受講生も正直に答えてくれ、

「え~!若い!!自分の母親と同じです。
でも、15歳位下にみえます!
お若い!動きが違う」

と言われ、
受講生は、
「半分喜んでいいのか、複雑な心境ですね」
と話していました。


本来、聞きにくい事を聞くときは、
自分から先に伝えてから言う!


すると相手も答えやすいケ-スもあります。

例えば、
「私は北海道出身ですが、どちらの出身ですか? 」

「 私は 6 月生まれですが、何月生まれですか?」


など、
このような聞き方なら抵抗なく答えることもできるでしょう。


相手との立場の違いによっては、
「何でそんな事聞くの?」
と受け止められかねません。

「あなた何型?」 「 山形です」
これは話の食い違いです。(笑)

「あなたもB型? あら~私も~Bよ!」
で盛り上がるケ-スは女性に多く見かけます。


しかし、思った事をそのまま言葉にするのと、
考えてから話すでは、
一生を考えると雲泥の差があります。


些細なことでも
心がけで相手の答え方が変わることがありますよ。




今日の日も明るい心で良き日でありますように。



湘南話し方センター
所長 松永洋忠


僕の心をを救った言葉

2021年10月18日 | 湘南話し方センター

両親が不仲のは分かっていたが、
いざ本当に別れるとなると悲しかった。

 

父と母、どっちについていくべきかもわからなかった。

 

そんな僕を支えてくれたのは、
ホストファミリーのママの言葉だった。

 

「マサヒロ、ここはあなたのもう一つの家だし、私たちも同じくあなたの親よ。
例え両親が離婚して、行く場所がなくなっても、あなたには帰る場所があるのよ」

そう言って僕を抱きしめてくれた。

 

 

僕にはいざという時に、帰る場所がある。

何かあった時には、支えてくれる人がいる。

 

そう思えるとものすごく安心できた。

 

僕が親の悪口を言うと、ママはこう言って僕を𠮟った。

 

「自分の親のことをそんなふうに言ってはいけない。
最終的に、自分が苦しくなるから。
親にも大人の事情がいろいろあって、
いつも正しいことができるわけではないのよ。

あなたにとっては傷つくことがあったかもしれないけど、
あなたがここに来ることができたのも、
私たちが出会えることができたのも、
すべてご両親のおかげなのよ。
それには感謝しないと」

 

そう言われると、少しずつ親に感謝する気持ちになれた。

心が救われる言葉をいつも言ってくれる
僕にとってみたらここは大切な家族だ。

 

 

このような話は、似たようなケ-スがたくさんあります。

 

上記のコメントは

神奈川県茅ケ崎市内にある、
さまざまな事情から家庭で暮らすことが出来ない、15歳~19歳の少年たちの就労施設を支える
自立援助ホーム「湘南つばさの家」代表の前川礼彦さんからいただきました。

そのホームで巣立った子の中には、
学校の教員になった方もいらっしゃるそうで、
その支える素晴らしい姿勢にはいつも感動をいただいています。

 

代表の前川さんは、人生のピンチに遭遇した時、言葉の持つ力の素晴らしさを感じる、と
おっしゃっていました。

 

ことばを学ぶ

 

大切な事なのかもしれません。

 

 

今日の日も明るい心で良き一日でありますように。

 

 

湘南話し方センター
所長 松永洋忠

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