学校からでも家族とでも行く機会がなかったひめゆりの塔。
南部戦跡の一つとして、是非行ってみたいと思っていた。
戦争について学び続けることは、戦争を知らない私の世代の責務でもあると思う。(年齢的に、親も戦争に行っていないから、身内から話を聞くということも殆どなかったし)
次の世代に語り継ぐために。
自分が理解していないと子供に伝えられない。わが子からそして孫へとバトンタッチされていくことを期待して。彼らこそが、これからの日本の核になる世代なのだから。
糸満に宿泊。
一人で路線バスに乗って、訪れた。
最初は不安だったけれど、バス停の直ぐ前だし、路線も複雑じゃなかった。
行きのバス停は迷ったけれど、もしもう一度行けと言われたら、スムーズに行ける。
資料館に入り、丁寧に見学していると、時間があっという間に過ぎる。
帰りのバスの時刻を調べておいてよかった。
個人旅行は、ゆっくり見学できてよい。
想像力をふくらませて、精一杯彼女たちの置かれた状況や気持ちを理解しようとしたのだった。たとえその場の緊張感や恐怖感は体験がなくて分からないとしても、そこで何が来たのかを真摯に知らなければならない。
続く
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