平成29年度 近畿ESDコンソーシアム 総会
日時:平成29年7月8日(土) 午後1時30分~4時30分 場所:奈良教育大学 大会議室(管理棟2階)
総会議題:
1.開会あいさつ
2.出席者自己紹介
3.近畿ESDコンソーシアム規約について
エリア教育を目指して「奈良教育大学ESDコンソーシアム」を
「近畿ESDコンソーシアム」と改称し規約を変更した。
4.平成29年度近畿ESDコンソーシアム事業計画
ESD研修会
文責 前田秀一 プロフィール
「2005~2015年:ESD ⇒ 2016~2030年:SDGs 移行について」
近畿ESDコンソーシアム 事務局 中澤静雄氏
ミレニアム(2005~2015年)開発目標(MDGs)の成果を土台としながら、あらゆる形態の貧困に終止符を打つための取り組みをさらに進めることをねらいとして日本が主導して国連に提唱した「持続可能な開発目標(SDGs)」が2016年1月1日に正式に発効した。
旧来の「持続可能な社会づくりの担い手を育成すること」(ESD)を目標とした教育から、2030年を目途に「だれ一人取り残さない世界の実現」を目標とする教育の実現を目指すことになった。
「国連 持続可能な開発目標(SDGs)の理解と学校実践をつなぐ」
講師 東京都江東区立八名川小学校 教諭 小野瀬 悠里 氏
八名川小学校はSDGsの取組として「指導目標」ではなく「評価(成果)指標」を目標とした。
つまり、課題の「入口」というよりは、「出口」にあるものに問題意識を置いた。
◆テーマ:「しん(進、芯、心)のある子の育成―カリキュラム・マネージメント~学習過程の確立」
◆テーマの狙い:①学びに火をつける、②追求する(探求型の学び)、③まとめる力をつける。
◆目標の選択:SDGs目標8「経済成長と人間らしい仕事」
若者の完全失業率10%、学校から社会へ移行できていない
⇒未来(10年後、特に1年後)志向の学び ⇒「未来に羽ばたけ!~小学校卒業研究~」
◆日常活動: 対話的活動
八名川小学校の立地条件(松尾芭蕉:江東区深川地域のアイデンティティ)を踏まえ俳句による対話(*)を活用した。
*:作句(季節を感じる言葉を精選) ⇒ 句会(互いの良さを表現する、互いの良さを認め合う)
◆成果と展望:
成果:子どもの視野が広がった。将来への考え方について変容が見られた。「生き方」、「生き様」
展望:「八名川の出口」⇒八名川で学んできた意味を最後に振り返る。八名川のESDの集大成
⇒疾風怒濤の時代をどんな目的意識をもって生きていくか
その他のESD活動における注目点
「東大寺寺子屋」 教育と宗教の関わり方についての判断のあり方
当初は、教育と宗教の関わり方について議論の対象となり、その課題を「世界文化遺産としての登録基準」(*)に照らしてクリャーした。
*:該当基準
2.ある期間を通じてまたはある文化圏において建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観
デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
3.現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
4.人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
6.顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と、
直接にまたは明白に関連するもの
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