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読んだ本紹介その24「レーエンデ国物語 月と太陽」

2024-08-21 | 本紹介
前作「レーエンデ国物語」は去年読みましたが、
この「月と太陽」はその続編の第2巻となります。

去年前作を紹介した時に書きましたが、
えぇ、ここで終わるの!?という幕切れからエピローグでのまとめに、
最後若干の不満足感を感じつつ読了したのですが、
それもそのはず、前作はあくまでも革命の序章。
レーエンデ国物語という大叙情詩のほんの一遍に過ぎなかったのだと分かります。
今回の第2巻は前作から数百年後の世界のお話ですが、
大筋では繋がっており、前作の登場人物や出来事に触れたりといった描写もあり、
読んでいると胸が熱くなる場面が多々あります。

今作は戦争・戦闘の話がメインなので、痛々しい描写や残酷な描写も多くあります。
最終的にはまたも悲しい終わりを迎えるのですが、
そこからまた次回作、第3巻へ続くことの期待感も十分に感じられます。

第1巻が500ページ弱あって、なかなか読むのに時間が掛かりましたが、
今作はさらに厚く、647ページとなっています。
ただそれでも中だるみもなく、途中で退屈もせずに走り抜けるように読めちゃいます。
面白かったですね。
悲しい場面が多いですが。


ということで、今年6冊目はコチラ。
多崎礼 著「レーエンデ国物語 月と太陽」

Amazonで購入したら表紙の角が折れててショックでした。。。
内容は上述したように非常に面白いです。
ファンタジーではありますが、かなり現実的な描写が多いですし、
戦争・革命というストーリーの根幹から、かなり考えさせられるお話でもありました。
是非、第1巻から読むことをオススメします。
ちなみに、第5巻まで続くそうです。



以下、Amazonの紹介文を転載しておきます。
↓↓
この世界を守りたい。
少年は大人になり、少女は英雄になった。

テレビ、書店で話題沸騰!
大人のための王道ファンタジー、はやくも第二弾!

名家の少年・ルチアーノは屋敷を何者かに襲撃され、レーエンデ東部の村にたどり着く。
そこで怪力無双の少女・テッサと出会った。
藁葺き屋根の村景や活気あふれる炭鉱、色とりどりの収穫祭に触れ、
ルチアーノは身分を捨てて、ここで生きることを決める。
しかし、その生活は長く続かなかった。村の危機を救うため、テッサは戦場に出ることを決める。
ルチアーノと結婚の約束を残して――。

封鎖された古代樹の森、孤島城に住む法皇、変わりゆく世界。
あの日の決断が国の運命を変えたことを、二人はまだ知らない。



ということで、「レーエンデ国物語 月と太陽」の紹介でした。

ではまた。


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