春宮のひとり言

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春宮のひとり言 937

2023-12-05 22:57:17 | 日記
昨日は、今年最後の謡の稽古日でした。12月は、稽古日は、一回と、はじめに伺っていました。
リンパ腺が腫れていたり、口内炎が出来ていたりで、稽古が出来ていませんでしたが、先生に、月はじめですから御月謝をお渡しする日ですし、御歳暮をお渡しする日でもありますので、行かなくては…でした。御歳暮は、先輩の婆様が3人分まとめて下さいますし、使用している会館料や光熱費の分担金も取りまとめて下さいますので、お支払いしなくては…お世話になっていますので、休んだりしたら不義理になってしまいます。これが、カルチャー稽古と、個人稽古の違いでしょう。
11月いっぱいで、春宮と一緒に4月から入られた爺様が、辞められました。春宮と違って、30年以上、謡の稽古を他所で為さってらしたようで、そちらの稽古場の取りまとめ役を為さっていたとか…その割には、観世の能楽堂の話が通じなかったような…。いつ辞められるのも、その方の自由ですが、御歳暮や会館料の直前に…というのは、何となく感じがよくありません。ま、お会いする事もないでしょうけれど…。辞める時も、立つ鳥跡を濁さず…にしたいです。
お稽古もせずに伺う春宮が言えませんね。
稽古に伺ったら、師が声が出ないとか…午前中に病院にいらしてコロナでもインフルエンザでもないという事でしたが、週末には、お舞台がおありとか…、焦っていらっしゃいました。春宮が、濡れマスクがいいですよ…と申しましたら、濡れマスクをご存知なくて、ガーゼマスクを水で濡らして使うのです…と言ったのですが、あまりピンときていらっしゃらなかったようでした。加湿器を使うより、ガーゼマスクを濡らして使う方が、喉に、優しいのですが…。ガーゼマスクも、使い方次第では、馬鹿に出来ません。
師がその様な状態でしたので、春宮の稽古、何とか切り抜けました。
春宮のカルチャー稽古は、宗家の双子の弟君でしたので、カルチャーでも、中央に位置していたようです。伝統芸能のピラミッドを知った年でもありました。謡を習いたかった者としては、カルチャー稽古より、今の個人稽古の方が、本当の稽古だと思います。もっと都心に近くて、余裕のある生活で健康でしたら、宗家の弟君の個人稽古を受けたかもしれません。今の稽古場に通うのは、タクシーを呼んでの往復です。11月からタクシーの招車料金が、500円になりました。往復1000円の増額です。タクシーでしか行けないので仕方ありませんが、痛いです。はじめの『鶴亀』をあげて、もう一つくらいは…という気持ちはあるのすが、気力・体力・財力がついていけるか…不安です。春宮は何をするにも、この三つが、いつも不安でした。通院と薬代が、足枷なのです。とても、悔しいです!
のびのびと、稽古事をしてみたかったです!贅沢な望みなのかもしれませんが…。