春宮のひとり言

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春宮のひとり言 804

2023-04-30 22:02:47 | 日記
個展をしましたが、まさか自分の作った物が売れるとは、思ってもいませんでした。1回目は、案内葉書に使った帯地を売り物には、しておりましたが、初日に知人のお友達、はじめてお会いした方が欲しいとおっしゃって下さいました。一応、領収書という物を用意はしていましたが、書き方がわからず、オーナーのお父様に教えていただきました。書き方から、収入印紙が必要なお客様には送料は春宮持ち…とか、オーナーさん方々にも、お世話になりました。
初日に、帯が売れてしまったので、妹に、「何か売る物があった方がいいのでは…」と言われ、日本刺繍はこんな台に張ってするのですよ…と、見本のように展示していた刺繍半襟に、慌てて、値札をつけました。それも、すぐに買って下さる方がいて、領収書でモタモタしていたら、元銀行勤務だった方で、お客様から、領収書の書き方を教えて貰い乍ら書く…という、しまらない開催者でした。
2回目からは、いらして下さった方が求めやすそうな物を何点か用意しました。有難い事に、皆、求めていただけました。
何とか3回目まで、致しましたら、日本画の師(又従兄弟)から、「5回、続けなさい。毎年、続けて、5回出来る人は、そうそういませんから…」と厳しい課題が出されました。又従兄弟も、日本画は、どちらの会派にも属さずに、松屋さんの美術部で毎年、個展をしておりましたので、言葉に重みがありました。春宮も、どちらの会派にも、入っておりませんので、『やってみようか』と思いました。3回目までの、資金は用意していましたが、有難い事に、毎回、少しずつ求めていただいたので、それを充当して5回目まで、開催出来ました。
オーナービルでしたので、会場費が安かったのも、有難い事でした。会場費・設営費・諸雑費(師への御礼も含めて…)、ほぼ同じくらいの費用が必要でした。
絹物を扱う会で、お茶を出したくなかったので、2階がオーナーさん経営の喫茶店というのも、便利でした。お茶を差し上げたいような方は、2階にご案内して、春宮持ち…と、オーナーさんに言い、夕方、その日のお茶代を支払いに行っていました。
『領収書の書き方も知らない会主』ですが、オーナーさん親子のお陰もあり、続けられたと思います。
5回、全て違う物をお見せする…というのは、とても大変な事でした。しかし、自信にもなりました。

春宮のひとり言 803

2023-04-29 22:32:56 | 日記
久しぶりに、いい御本に巡り会えて、嬉しくて、自分の個展の話が途中でした。
三越本店から昭和通りまで出ない所、銀座線の三越駅を出て、3分の場所、更に1階、1週間の借りる御値段も有難い所でした。ギャラリーの前は自転車屋さん、日本橋が魚河岸の頃は魚屋さんという江戸っ子のオーナーさん親子でしたので、すぐに、個展のお約束を致しました。『春宮』ですので、雛祭りの頃の週に決めました。もちろん、すぐに、日本刺繍の師に、「個展をさせていただきます」と、ご報告いたし、お許しいただきました。
個展開催の相談は、日本画の師(又従兄弟)が、銀座松屋の美術部で40年近く個展を開催しておりましたので、相談にのって貰いました。2006年の雛祭りの頃に、春宮のささやかな個展を開催する事が出来ました。元々がギャラリー用の設計でなかった場所ですので、設営のプロの方に場を作っていただきました。オーナービルでしたので、2階は喫茶をなさっていたので、いらして下さった方に、2階でお茶を飲んでいただけ、便利でした。ギャラリーは、着物を4枚ほど衣桁にかける事が出来、後は帯や小物をテーブルの上に展示する事が出来ました。自分の会ですので、案内葉書に、『お花・お心遣いは辞退申し上げます』と記載出来ました。実際、お花をいただいても飾るスペースはありませんでした。日本画の師から、いろいろアドバイスを受けていましたし、初日にいらして下さり、私の立ち位置や対応を見てOKをいただいたのは心強い事でした。春宮は、公募展に応募する時も、人様に見ていただく時は、綺麗な状態でなければ…と思っていました。個展も、いらして下さる方々に見ていただくのですから、シワのない状態を…と思っていましたが、有難い事に三越から眼と鼻の先の場所ですので、呉服部に事前に整理直し(綺麗にして貰う、プロのアイロンは違います)をして、ギャラリーまで持って来て貰いました。
芳名帳も、達筆な方の字は判読不能な事がありますから、芳名カードにして、横書き・ボールペン書きに致しました。カードですと、書いていただいたら、すぐに下げられますから、個人情報問題にも対応出来たかと思っています。
小さなギャラリーでも、春宮一人では、対応出来ませんので、妹が、よく助けてくれました。妹の来れない日は、日本刺繍の師の教室の後輩の方に来ていただいたり、春宮と同年のオーナーの娘さん?に助けて貰いました。
はじめての個展、5日間で200人以上の方にいらしていただけたのは、成功と言っていいい…と、日本画の師から言われました。日本画の師からは、3年は続けるように…と、事前に言われており、同じ物を出さないようにとも…大変な事でした。
皆様のご協力なしでは、個展開催は出来ません。実感です🙋

春宮のひとり言 802

2023-04-29 01:07:03 | 日記
gooブログに引っ越してきて、いつの間にか1ヶ月以上がたちました。自分がその時に書きたい事を書いてまいりました。読んで下さる方がいらして、嬉しいです。読んで下さった方々のブログを拝見させていただいております。いろいろな分野の事を書かれていらして、感心しております。自分のわかる事、介護とか通院の大変さとか着物の関係などでしたたら、『ウンウン』と思ったままに、『いいね』や『応援』の所を押せます。
『すごいな』と思っても、自分の知らない世界の事を書かれている方に、簡単に、ボタンを押せなくて困っています。ジャズの事は、まるでわかりません。洋画も、今は差別映画扱いされている『風と共にさりぬ』や、ソビエト版の『戦争と平和』は好きですが、他の映画は、よく知りません。絵も上村松園氏や鏑木清方氏は好きですが、伊藤深水氏は色気があるので、好きではありません。クラッシック音楽や歌舞伎や能も、舞台と客席など全ての雰囲気が良かった時に、いいなあ…と思うだけで、深く追求する気はありません。稽古事も、たまたま自分にあったみたいだから、やっているだけです。ブログを書かれている皆様も、お好きな事を書かれたり、書くことにより自分を解放なさったり、いろいろだと考えております。
いろいろなブログを拝見して、視野が広かった気がしています。『ありがとうございます』と思っているのですが、春宮のわからない分野の事を頑張っていらっしゃる方に、簡単に、『いいね』が、押せないような心持ちです。
『いいね』『応援』『続き希望』『役だった』と『コメント』しか、ボタンはありません。わからない事に先の4つのボタンは押せませんし、コメントなど出来ません。拝見させていただき『ありがとう』なのですが、『ありがとう』のボタンはありません。皆様、一生懸命に、発信なさっている事に対して、『ありがとうございます』と思っていて、安易にボタンが押せません。『ありがとう』のボタンがあるといいな…と思っています。
こんな思いで、読ませていただいておりますので、ボタンは押していなくても、新しく視野が広がり、感謝しております。これからも、皆様のブログを拝見するのを、楽しみに致しています。この1ヶ月間で、感じた事を書いてみました。

春宮のひとり言 801

2023-04-28 01:07:05 | 日記
昨日は、天皇陛下の英国留学記の御本の紹介などした為か、アピールタイムが3回も来て、携帯置きっ放しの者は、焦りました。良い御本なので、皆様に知っていただきたい思いはありましたが…。紀伊国屋書店の方が、流行作家の初版印刷が1万部ですが、楽天やアマゾンで予約が多かったので、7万部刷りました…と話されていました。この頃は、文庫本でも、1000円近い本がありますから、内容に対して、お安い御本かと思いました。
春宮夫が、「今日は、アピールタイム、来ないよ」と言って、笑っております。
春宮は、三島由紀夫氏の『豊饒の海』シリーズの一冊目の『春の雪』が好きです。その後の輪廻転生のような話はわかりません。谷崎潤一郎氏の『細雪』、吉屋信子氏の『徳川家の夫人たち』『女人平家』、有吉佐和子氏の本、ハードボイルド、乱読です。綺麗な話、戦争も真珠湾攻撃の前まで、残虐過ぎるストーリーは、嫌いです。ワンコイン作家の佐伯泰英氏のシリーズも、間違いがないので好きです。
嫌いな作家は、どこかの大学の理事長になられた方、いつも尻切れトンボで、読了しても不完全燃焼のような気持ちになるので…ミステリー作家のO氏は、行政解剖と司法解剖の区別もつかないのに、どこがミステリー作家って言いたくなるので、嫌いです。夏樹静子氏は、医科歯科大学の法医学の教授に自著に間違いがないか確認なさっていました。教授の書棚に、夏樹静子氏の本が並んでいたので、法医学教室の秘書をしていた春宮は、教授に伺って、そのような事を知りました。『作家』は、下調べ・確認をきちんとなさるべきだと思います。
この頃は、芥川賞・直木賞受賞作家の本でも、よくわかりません。『本屋大賞』の方が、内容的に読みごたえがあったりして…。松本清張氏のよう…と評された柚木裕子氏の『盤上の向日葵』は、面白く読みました。将棋の事は、まるでわかりませんが、ストーリー展開がよかったので、読了後、すっきりしていました。乱読・速読ですが、読了後に満足感がないと…すっきりしないのです。
マイナンバーポイントをnanakoカードに入れました。セブンイレブンで使えるから…のつもりでしたが、駅ビルでも、nanakoカードが使えるのがわかり、駅ビル内の本屋さんで、本が買える…と喜びましたが、欲しい本がないのです。今回の天皇陛下の御本も、アマゾンで注文すると翌日にはポストに入っています。この頃の配送の早さには、巷の本屋さんは対抗出来ないでしょう。本好きには、本屋さんが近くにある…のが、嬉しい生活なのですが…そのような贅沢は望めないですね😖

春宮のひとり言 800

2023-04-26 14:31:28 | 日記
ボケーッと、ユーチューブを見ていましたら、テレ東Bisの映像が、目に入ってきました。本の紹介です。女性アナウンサーの方が少し、朗読なさっていた文章も美しく、寝ぼけていたような目が覚めました。
本は、『テムズとともに』です。著者は、徳仁親王、紀伊国屋書店発行で、1100円です。学習院創立150周年記念で、天皇陛下の英国留学記が新装復刊されたとか…。早速、アマゾンで春宮夫に注文して貰いました。その本が、翌日には、届きました。
装丁から素敵です。モスグリーンの濃淡のような感じで、英国らしい風景です。ハードカバーではないので、重くありません(指が痛いので、重い本は駄目なのです)。文章が、きれいです。海外の文系の大学システムは、よくわかりませんが、他の学生と普通に交流なさっていらした御様子が、ほんわかと伝わってきます。留学というのは、他国を経験し、その地へ留学してきている色々な国の学生と交流するので、得がたい体験かと思います。
春宮夫は、国費留学があたり(滅多に巡ってきません)、自分の望む国・大学を選べました。獣医の分野では、米国のコーネル大学か英国のグラスゴー大学が、秀でていました。春宮夫は、「文化のある国へ行きたい」と…米国の歴史は200年、グラスゴー大学の歴史は400年ですので、グラスゴー大学を選びました。当時の国費留学は『国』を意識してか、往復飛行機はビジネスクラスに乗るという決まりもありました。その様な事からも『国費』=税金で留学するので、きっちり何かを身につけなさいという意識を持たされたようです。春宮は、義父母と同居でしたので、春宮夫は単身留学、大学の学生寮に入れて貰いました。春宮は、クリスマスからお正月過ぎまで、英国にまいりました。寮や牧場・研究室への道を案内されたり、ギリシャからの留学生にクリスマスに招待されたり…春宮ですら、英国というと、懐かしい気持ちになります。春宮夫は帰国して、御礼奉公する機会も与えられず、企業に出ましたが、米国・英国・ドイツ・スペイン等に出張致しましたが、やはり、『英国』に郷愁を感じるようです。定年した年に、大奮発をして、二人で英国に行きました(ツアーではないので、高いのです)。春宮夫が、一番良い笑顔の写真は、グラスゴー大学で撮ったものでした。コロナ下でも、ギリシャの友人とは、クリスマスカードのやり取りをしていました。船便ですので、二月近くなって届きました。
留学というのは、特別な体験のようです。天皇陛下の『復刊によせて』の文を拝読しても、思いが伝わってきます。エリザベス女王の国葬にいらして、御自分の即位の折には、当時のチャールズ皇太子が一番に出席のお返事を下さったとか…慣例を英国が捨て交流を大切にという趣旨の戴冠式をなさる…さぞ、チャールズ国王の戴冠式に出席なさりたいのでは…と拝察してしまいました。御自分では言い出せないお立場、一般人の春宮ですら、もどかしく感じます。たまには、岸田首相、「天皇陛下、御出席下さい」と、『検討』ばかりではなく、『決断』して、言えないのでしょうか?岸田首相は、留学していませんでしたかしら…そういう意味でも、留学体験って、言葉では、表現出来ないもののようです。
久しぶりに、良い本でした😊ちなみに、印税は寄付なさるとか…👏👏👏