5月9日付で専決処分された浄水管理センター無停電電源装置更新工事にあるように浄水管理センターは昭和47年に稼働を開始し51年が経過し老朽化しています。
下水処理施設再整備について葉山町との汚水処理の広域化・共同化の可能性を昨年、今年と2ヵ年かけて検討しています。
今日は、故障した無停電電源装置の確認を兼ねて浄水管理センター全体の視察を行いました。
故障した無停電電源装置はこちら。
赤丸で囲った部分、「重故障」の赤ランプが点灯しています。
停電が発生すると、施設全体を司る中央監視装置や汚水流量計などの計装機器の監視及び操作画面表示等が一切見られない状態になります。
また、非常用発電機の起動状態等も監視が不能となり、新宿中継ポンプ場や新宿滞水地などの停電復旧が手動作業となり時間を要することとなります。
一刻も早い対応をお願いしました。
下水処理の工程ですが、市内の下水管を通った下水が浄水管理センターのこの場所に入ってきます。
管を通りながら様々な処理がされ、
最後に次亜塩素酸ソーダで殺菌された後、
きれいになった水が逗子湾へ放流されます。
この場所は水温が高く、魚が集まり、絶好の釣りポイントで場所取りが激しかったのを憶えています。
設備は徐々に更新しながら、処理能力を高めていますが、建物自体の老朽化は明らかであり、下水道ストックマネジメント計画に位置付けられた老朽化施設・重要設備について計画的に改築・更新するこは大変重要だと改めて感じました。