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還暦リタイアジジイの悠々自適な日々

渋沢栄一論語の里と大河ドラマ館をめぐる街歩き

■ 2021年11月27日 渋沢栄一論語の里と大河ドラマ館をめぐる街歩き

JR東日本駅からハイキング「青天の深谷・渋沢栄一論語の郷めぐり」に参加してきました。JR高崎線深谷駅を出発し、大河ドラマ館と渋沢栄一ゆかりの地・論語の里をめぐりJR高崎線岡部駅までの街歩きを楽しみました。

▼ ルートマップ・・・JR高崎線深谷駅~深谷大河ドラマ館(深谷公民館)~唐沢川側道~小山川遊歩道~誠之堂・清風亭~尾高惇忠生家~鹿島神社~渋沢栄一記念館~旧渋沢邸「中の家」~諏訪神社~JR高崎線岡部駅に至る14Km

▼ JR高崎線深谷駅で参加受付後、深谷大河ドラマ館を目指します。

▼ 深谷駅北口に立つ「青淵澁澤榮一像」


■ 深谷大河ドラマ館(深谷公民館)・・・NHK大河ドラマの主人公の渋沢栄一が生まれ育った家のセット、登場人物の衣装、小道具やインタビュー映像などを展示しています。

▼ 主人公渋沢栄一が生まれ育った家のセット

▼ 登場人物の衣装

▼ 小道具

▼ NASH LA FAYETTE 3610 SEDAN 1936(ナッシュ・ラ・ファイエット3610)・・・1936年(昭和11年)にアメリカ合衆国で製造された自動車で日本煉瓦製造株式会社の社長が個人で購入し社用車として活用したといわれている。現在は、深谷市内の会社経営者がこの車を譲り受け管理している。この車が製造されたときには渋沢栄一翁は他界しているが、栄一翁が創設した日本煉瓦製造株式会社で使用された車であることから深谷大河ドラマ館期間中に限り特別展示をしている(説明版より抜粋)。


▼ 深谷公民館地内にある渋沢栄一(青淵)揮毫陶淵明詩句碑「園日渉以成趣」・・・「園は日々に渉りて以て趣を成す」と読み、「わが庭園は毎日散歩しているが、いつもそれぞれの趣があって、まことに面白い眺めになっている」の意味のように日々趣を添えて立派な郷土に発展してもらいたいものであるとの栄一翁の意が込められている(説明板より抜粋)。


▼ 唐沢川側道

▼ 唐沢川側道から見た浅間山

▼ 小山川遊歩道沿いの農家の栗の木を耕運機


▼ 大寄公民館で受付をして敷地内にある誠之堂と清風亭(http://www.city.fukaya.saitama.jp/kanko/kanko/seisido_seifutei/index.html)を見学します。

▼ 誠之堂と清風亭の説明版

・誠之堂・・・大正5年(1916)に第一銀行の創設者渋沢栄一の喜寿(77歳)を記念して、現在の東京都世田谷区瀬田に在った銀行の保養施設「清和園」内に建てられたものを、平成9年(1997)取壊しの決定に伴って深谷市が譲り受け、平成11年(1999)当地に移築。

・清風亭・・・大正15年(1926)に第一銀行2代目頭取佐々木勇之助の古希(70歳)を記念して、現在の東京都世田谷区瀬田に在った銀行の保養施設「清和園」内に建てられたものを、平成9年(1997)取壊しの決定に伴って深谷市が譲り受け、平成11年(1999)当地に移築。

■ 誠之堂(せいしどう)・・・大正5年(1916)、渋沢栄一の喜寿(77歳)を記念して第一銀行員たちの出資により建築。「誠之堂」の命名は、栄一自身によるもので、儒教の代表的な経典のひとつ「中庸」の一節「誠者天之道也、誠之者人之道也(誠は天の道なり、これを誠にするは人の道なり)」にちなんだもの。北側外部壁面には煉瓦による朝鮮風の装飾積みで「喜寿」の文字が描かれている(パンフレットより抜粋)。

▼ 誠之堂のレンガ模様とフランス積み、イギリス積み

▼ 大広間

▼ 大広間の円筒型の漆喰天井(ウォールト天井)は、石膏とレリーフにより、雲、鶴、松葉の緑、壽の文字が配されている(パンフレットより抜粋)。

▼ 大広間の暖炉

▼ 暖炉上のレリーフと額

・レリーフ・・・大正5年の創建時、暖炉上の壁面には当時男爵だった渋沢栄一の「横向き」の胸像レリーフがはめらていたが、大正8年4月胸像レリーフを「正面向き」のものにし、上部に誠之堂建設の経緯を記したブロンズ額を掲げるなど、現在の形に模様替えがなされた(説明版より抜粋)

・額・・・大正五年丙辰、青淵先生喜寿に躋る。第一銀行諸員胥議して一同を清和園に新築す。これを祝い先生に請いて命名して曰く「誠之」と。又、此の像を刻し、敬愛の至情を表すと云う(説明版より抜粋)。

▼ ステンドガラス・・・化粧の間や大広間の窓のステンドガラスは、中国風の珍しい題材で漢時代の貴人と侍者、それを饗応する歌舞奏者と厨房の人物たちの像が描かれていて、栄一を貴人に見立て喜寿を祝う情景と考えられている(パンフレットより抜粋)。

▼ 清風亭(せいふうてい)・・・大正15年(1926)、当時大銀行頭取であった佐々木勇之助の古希(70歳)を記念して第一銀行員たちの出資により、誠之堂と並べて建てられた。大正12年の関東大震災を契機に、建築構造は煉瓦造から鉄筋コンクリート造に主流が代わったが、その初期の建築物として建築史上貴重なもの。

▼ 清風亭内部


▼ 深谷ネギ畑


■ 昼食で立ち寄った「青竹手打 畔鐘」・・・青竹手打ちの佐野ラーメンのお店なのですが、入り口にあった「特選モツ煮定食」の看板に誘われてモツ煮定食をいただきました。カミさんが注文した深谷ねぎラーメンもちょこっと食べましたが、どちらも美味しかったです。


■ 尾高惇忠生家・・・尾高惇忠(おだかじゅんちゅう)は、天保元年(1830)下手計村に生まれ、通称は新五郎、藍香(らんこう)と号した。渋沢栄一の従兄にあたり、栄一は少年時代からここ藍香のもとに通い、論語はじめ多くの学問を師事しました。「藍香ありて、青淵(栄一)あり」とまで後の人々は称えており栄一の人生に大きな影響を与えた。惇忠や渋沢栄一、喜作ら青年同志がときの尊王攘夷論に共鳴し高崎城の乗っ取りを謀議したのもこの2階であると伝わる。明治時代を迎えると、惇忠は富岡製糸場初代場長や第一国立銀行の盛岡支店長、仙台支店長などを務め幅広く活躍した。この尾高惇忠生家は江戸時代後期に惇忠の曽祖父磯五郎が建てたものと伝わっており、この地方の商家建築物の趣を残す貴重な建造物(説明板より抜粋)。

▼ 内部

▼ 煉瓦造倉庫・・・母屋の裏にある煉瓦倉庫は、明治30年頃建てられたといわれ「上敷免製」の刻印を残す煉瓦が周囲に残ることから日本煉瓦製造株式会社製の煉瓦で建てられたものと思われる(パンフレットより抜粋)。


■ 鹿島神社・・・下手計の鎮守社で拝殿には渋沢栄一揮毫になる「鹿島神社」の扁額が掲げられている。境内には、栄一の師である尾高惇忠の偉業をたたえる藍香尾高翁頒徳碑がある。

▼ 渋沢栄一揮毫になる「鹿島神社」扁額

▼ 藍香尾高翁頒徳碑・・・尾高惇忠を敬慕する有志によって建てられた碑。明治42年(1909)除幕式が挙行された。石碑上部の題字は、徳川慶喜によるもの(説明版より抜粋)。


■ 渋沢栄一記念館(http://www.city.fukaya.saitama.jp/shibusawa_eiichi/kinenkan.html)・・・渋沢栄一ゆかりの遺墨や写真など、たくさんの資料を展示

▼ 記念館入り口

▼ 記念館裏手に立つ渋沢栄一像


▼ 青淵(せいえん)公園

▼ 遊歩道沿いに立つ「渋沢栄一の言葉」


▼ 青淵由来之碑


■ 旧渋沢邸「中の家」(http://www.city.fukaya.saitama.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/77/nakanchiR3.pdf)・・・渋沢家の住宅棟として使われてきたもので、通称「中の家(なかんち)」と呼ばれている。

▼ 正門・・・薬医門造り、扉は欅の一枚板で作られている

▼ 正門そばに立つ渋沢栄一の略歴説明版

▼ 「若き日の榮一」像

▼ 母屋・・・明治28年(1895)、渋沢市郎により上棟

▼ 渋沢栄一アンドロイド

▼ 土蔵Ⅰ

▼ 土蔵Ⅱ・・・藍玉づくりの作業場として使われ、大谷石で作られた地下室を持つ。

▼ 地下室

▼ 土蔵Ⅱの説明展示物

▼ 土蔵Ⅲ

▼ 土蔵Ⅳ

▼ 邸内にある石碑

・先妣渋沢氏招魂碑(左)・・・渋沢栄一の母えいの招魂碑、よく働き贅沢をせず、慈悲をもって人々に接するという、えいの人となりを記すもの

・晩香渋沢翁招魂碑(右)・・・渋沢栄一の父で晩香と称した渋沢市郎右衛門の招魂碑

▼ 渋沢平九郎追懐碑・・・渋沢栄一翁が飯能戦争で亡くなった自分の養子平九郎を偲んで作ったもの。平九郎は尾高惇忠の末弟で、栄一翁がパリ万博へ旅立つ際に養子となった。


▼ 諏訪神社・・・血洗島の鎮守社で古来より武将の崇敬が厚く、源平時代に岡六弥太忠澄は戦勝を祈願したといわれ、また、江戸時代に領主安部摂津守も参拝したと伝えられている。

▼ 境内にある「澁澤青淵翁喜壽碑」・・・渋沢栄一翁の喜寿を祝って諏訪神社の氏子中の拠金により建てられたもの。徳川慶久題額、萩野由之撰、坂正臣書による。

▼ 諏訪神社鳥居横にある「澁澤父子遺徳顕彰碑」


当初の予定では、諏訪神社から次の立寄り地の「道の駅 おかべ」に向かうのですが、諏訪神社に立ち寄った時点で日が傾いてきたので、「道の駅 おかべ」はスルーしてゴールのJR高崎線岡部駅に向かうことにしました。

日が傾き気温が下がる中、寒さで震えながら諏訪神社から岡部駅まで約1時間歩きました。

▼ ゴールのJR高崎線岡部駅・・・ここから電車で深谷駅へ戻ります。

▼ JR高崎線深谷駅に戻ってきました


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