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衆院閉会中審査

今日の「衆院閉会中審査」には、多くの国民が、関心を寄せただろう。勿論、私もその1人で、午後1時からの「閉会中審査」では、委員会の与野党の議員達が、どのような質問を投げかけ、出席した安倍首相を始め、関係者と目される閣僚や、事務方官僚たちがどのように答えるか、注目してテレビを視聴した。都議選後から、安倍内閣の支持率急落が始まった。最近の「世論調査」では、30%を切っており、ある調査では26%と言う数字が出ている。この支持率急落の原因は、色々考えられるが、最大の要因は「安倍首相」への不信感だと言われる。例の「森友学園問題」、更には「加計学園」問題で、友人関係にある学園長らに、莫大な税金を付与し、土地も格安な価格で譲り渡した疑惑だ。

自民党の「魔の2回生議員」の愚行も要因に違いないが、何と言っても1国の首相が、親しい友人に、法外な便宜を図ったとなれば、国民の目が厳しくなるのは当然だ。それを自覚した首相が、自ら潔白を証明すべく、この「閉会中審査」を望んだと言う。与党側の自民党・小野寺五典氏、公明党・上田勇氏は「経済特区」の必要性や重要性を唱え、寧ろ首相の英断だと持ち上げた。しかし、野党の質問になると、様相が1変し、民進党・大串博志氏、今井雅人氏、玉木雄一郎視、共産党・宮本徹氏、などの追及に、「覚えていない」とか「記憶にない」と曖昧な答弁を繰り返す、和泉洋人・首相補佐官、内閣府の藤原豊・前審議官、或いは、柳瀬唯夫・元首相秘書官に比べて、明快に答弁する前川喜平・前文部科学事務次官の明晰な態度が目立った。



「衆院閉会中審査」風景。目を瞑って、一言も発言しない閣僚もいた。
(インターネットより借用)

しかし、質問の矛先は、当然ながら「安倍首相」本人に向けられるものが、大半だった。「李下に冠を正さず」の言葉を引いて、自らの友人に、有利な結果になっていることに反省の意を表したが、「決して便宜を、図っていない」と断言し、「国家戦略特区」を儲けて、従来の「固い岩盤」にか風穴を空けたことを、自賛した。あくまで個人だけの意思ではなく、多くの人を悩ませている「各種規制」の撤廃に取り組み、多くの人の希望や期待に副うようにした獅ュ調した。

しかし、例えば、大串氏の質問、「加計学園の加計孝太郎理事長と首相が過去14回食事やゴルフを共にしたとし、うち6回は昨年7月以降だ」と指摘。「新設の話がドッと進んだ夏から秋に、これだけ接触している。一度も獣医学部新設が話題に上らなかったのか」と言うのに対して、 首相は、加計氏について「政治家になるずっと前、学生時代からの友人だ。彼が、私の地位を利用して何かを成し遂げようとしたことは、ただの一度もない」とした上で「加計学園の獣医学部新設に、理事長から頼まれたりしたことは一切ない」と断言した。

まだ、明日には「参議院」での「閉会中審査」が行われる。多分同じような質疑が繰り返されることだろう。「真相は藪の中」である。しかし、見ている国民の多くは「お友達」を大事にする安倍首相の姿を肌で感じ、何が真実だったのか、感じ取っていると思う。「支持率回復」を意図した首相の狙い通りになるか、どうか。仙台市長選でも、自民党の推す候補者が敗れた。安倍内閣の続投を望まない世論が高まっている。8月の内閣改造で、果たして支持率が上向くのか。「改憲反対」の国民の声も大きい。しかし、民進党をはじめとする野党も支持率を下げている。国民も悩んでいるのだ。

コメント一覧

shuttle
わいわいさん

私は、午前中に作業を終えて、午後はテレビに齧り付いていました。現在の最大の関心事です。家内には「加計問題」がマスコミに取り上げられた時、「ひょっとすると、これは命取りになるね」と言いました。驕って、周囲の雰囲気が分らなく、権力者の悲哀ですね。
わいわい
「衆院閉会中審査」の結果は、案の定、国民が一番知りたかった真実は
明らかにならず、後味の悪さだけが残っただけでしたね。 
首相と友人(加計学園理事長)の間、首相と和泉補佐官との間は、
結局のところ、阿吽の呼吸で事が運んだという訳でしょうか。
「参院閉会中審査」も、何の進展もなく終わることでしょう。そして
安倍内閣の支持率は、ますます下降の一途を辿るというのが、オチかも
知れませんね。
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