ロシアのウクライナ侵略はいよいよ本格化して来た。プーチン氏の野望は旧ソ連邦の復活だろう。ニュースメディアは一斉に報じているが、インターネットから一部を拾って記録して置く
「ロシアとウクライナ軍との戦闘は26日までに首都キエフに及んだ。ロシアのペスコフ大統領報道官は同日、ウクライナとの停戦交渉について「ウクライナ側が交渉を拒否した」と主張し、主力部隊による侵攻作戦を推進する方針を示した。キエフへの本格侵攻につながる可能性がある。ペスコフ氏はウクライナ側が交渉を拒否したとして、「ロシア軍主力部隊の進軍が再開された」と述べた。」
「ゼレンスキー大統領の顧問はロシア側発表について26日、ロイター通信に対して、ロシアが受け入れがたい条件を突きつけてきたためだと指摘。ロシア国防省は26日、この発表に先立ってウクライナの軍事インフラ施設821カ所を破壊したと発表した。14の飛行場などを破壊し、戦闘機7機、ヘリコプター7機を撃墜したと主張している。国防省報道官は、攻撃は軍事インフラのみで、住宅などへの攻撃はしていないと説明している。しかし、ウクライナのリャシュコ保健相は26日、ロシア軍の侵攻でこれまでに子供を含む198人が死亡したと明らかにした。負傷者は1115人で、33人が子供だという。」
「ウクライナは抵抗を続けている。同国メディアは26日、軍高官の話として、キエフ南方の上空でロシアの軍用輸送機を撃墜したと伝えた。ウクライナ側は市民兵を募って徹底抗戦の構えをみせており、市街戦が激化すれば、一つ一つの建物や施設を奪い合う凄惨な戦いになる可能性がある。士気だけでは圧涛Iな戦力の差は埋められない。市街地でのゲリラ戦が続けば、市民の死傷者数も飛躍的に増加する恐れがある。ゼレンスキー大統領は26日夜に公開したビデオ動画で「国土を開放するまでどこまでも戦う」と述べた。
「劣勢にあるウクライナに対して武器供与などを通した支援拡充の動きも広がっている。バイデン米政権はウクライナに対し、3億5000万ドル(約400億円)相当の武器支援を新たに実施する。米国防総省高官は対戦車ミサイル「ジャベリン」が含まれるとの見方を示した。最近数日間でも武器を引き渡したと説明し、軍事支援を継続していると強調した。これとは別にバイデン政権がウクライナや東欧諸国に防衛や人道支援を実施するため64億ドル規模の予算を承認するよう議会に要請したことが26日、分かった。政権当局者が明らかにした。武器提供やサイバー防衛能力の向上に使う。ウクライナから東欧諸国への難民の急増を想定し、食料やエネルギーの提供にも充当する計画だ。」
ドイツ政府は26日、ウクライナに対して対戦車砲などの武器供与を決めたと発表した。ドイツ連邦軍が保有する対戦車砲を1000、携帯可能な地対空ミサイルの「スティンガー」を500、それぞれできる限り速やかにウクライナに提供する。ドイツはこれまでウクライナへの武器供与に慎重だったが、ロシア軍が首都キエフへの攻勢を強める中、方針を転換した。」
「プーチン氏は自身が掲げるロシアの「大国復活」という目標の達成には、ウクライナを再び勢力圏にとどめることが必要だと考えている。そのため、ウクライナのゼレンスキー政権の排除と親ロシア派の政権樹立が当面の課題となる。ロシアが武力で民主的に選ばれたゼレンスキー大統領を退陣に追い込んで政権を転覆させた場合、ウクライナ国民の反発は必至だ。将来的に同国の内政を安定させるのが難しくなる。国際的にも、ロシアへの不信感が国家レベルだけでなく、民間レベルでも高まるのは避けられない。」
テレビ画面で攻撃され負傷したり、国外に脱出しようとするウクライナ国民の姿を見ると、戦争の悲惨さを痛感する。理由はそれなりにあるだろうがプーチン氏の姿は、強大な軍事力を使って平穏な国に侵略する犯罪者そのものだ。良識ある世界の国々が、その暴力行為を止めさせねばならない。しかし、下手に動くと本当に第3次世界大戦になるかも知れない。日本も傍観で過ごす訳にはいかないだろう。
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