猫

先週、２月22日は「にゃんにゃんにゃん」で猫の日でした。

おばあちゃんは20才近い猫を飼っていました。もう過去形になっていることがとても寂しい。
この猫が年明けから急に不調を訴え始めました。一週間前には水も飲めなくなり、お医者様も手の施しようがないと言います。あぁこれはそういうことか…/ _ ;と覚悟はしていましたが、猫の日をなんとか自宅で過ごし、23日午前1時半頃亡くなったそうです。

子どもの頃、猫を飼っていました。長雨の間なかなか外から帰ってこないなと思っていたら、吐く息が冷たくなって、最後の力を振り絞って帰ってきたようです。力なくミャーミャー鳴く声はまるで「苦しいよー。」と言っているかのようでした。「明日、病院へ連れて行こうね。」と話していたら、次の日の朝、急いで様子を見に行った期待も虚しく、体全体が冷たくなっていて動かなくなっていました。それでも、息を吹き返すのではないか⁈と、数日はそのままにしていたのを覚えています。けれども、どんどん硬直していく体に、ますます絶望的になりました。
相思相愛だった彼の死に、しばらく泣き暮れる毎日でした。
あまりに辛かったので、もう生きものは飼うまいと思いました。そして飼えずにいます。

毎年、猫の日に思い出す出来事が、また一つ増えました。

テレビで、ペットの番組が増えてきていますが生きているものには死が伴うことを忘れてはいけないですね。かわいい！癒される～だけではなく、生き物の人生を丸ごと含めて飼っているという事だと思うなぁ。
ペットとは言え、家族ですね。