一昨日、大学の授業で、星寛治さんのお話を聞く機会がありました。
星さんは、山形県高畠町で農業を営むお百姓さん。
でもどれだけ敬愛を込めて呼んでも、お百姓さんなんて一言じゃ言い表せません。
日本が経済原理にまみれた農薬漬けの農業を流布し、
国民の健康を損なっていることが明らかになっていた1970年代。
その事実を、政治も、ジャーナリズムも黙殺する中で
ひっそりと有機農法を始め、コツコツと続けてこられた。
竹内先生の言葉を借りるなら、星さんは「哲人」でした。
書きたいことは山のようにあるのですが、まだまだ自分の中で咀嚼しきれてません
農業は命を支える職業。その信念に立って、農業という職業を考えるとき
希望と絶望のせめぎ合いの中で
自分をまったくひけらかすことのない小さな身体のお百姓さんの静かな語りが
この国の、地域の、個人の未来をどれほど深く見据えたものなのか。
自分にその想いを聞く資格があるのか、そんな感情さえも波立たせる。
答えのない答えを探し続け
みつけた答えのかけらを形にしていく。それが形にならなくても、続けていくこと。
それが今の時点でわたしの中で醸成しつつある答えです。
大学に戻って2カ月。もう2カ月? まだ2カ月?
その両方ではありますが。ずいぶん遠くまで来た感じがしています。
やはりこの2年間は、いったん人生の実りを刈り取る時期。そして種まきの時期。
いずれにしても、ご褒美の期間なのだなと
ところで。星寛治さんは、詩人でもあります。
生活の中から溢れ出るホンモノの言葉です。
多少なりとも文章に携わるものとして、背筋が伸びます。
『詩集 種を播く人』
星さんは、山形県高畠町で農業を営むお百姓さん。
でもどれだけ敬愛を込めて呼んでも、お百姓さんなんて一言じゃ言い表せません。
日本が経済原理にまみれた農薬漬けの農業を流布し、
国民の健康を損なっていることが明らかになっていた1970年代。
その事実を、政治も、ジャーナリズムも黙殺する中で
ひっそりと有機農法を始め、コツコツと続けてこられた。
竹内先生の言葉を借りるなら、星さんは「哲人」でした。
書きたいことは山のようにあるのですが、まだまだ自分の中で咀嚼しきれてません
農業は命を支える職業。その信念に立って、農業という職業を考えるとき
希望と絶望のせめぎ合いの中で
自分をまったくひけらかすことのない小さな身体のお百姓さんの静かな語りが
この国の、地域の、個人の未来をどれほど深く見据えたものなのか。
自分にその想いを聞く資格があるのか、そんな感情さえも波立たせる。
答えのない答えを探し続け
みつけた答えのかけらを形にしていく。それが形にならなくても、続けていくこと。
それが今の時点でわたしの中で醸成しつつある答えです。
大学に戻って2カ月。もう2カ月? まだ2カ月?
その両方ではありますが。ずいぶん遠くまで来た感じがしています。
やはりこの2年間は、いったん人生の実りを刈り取る時期。そして種まきの時期。
いずれにしても、ご褒美の期間なのだなと
ところで。星寛治さんは、詩人でもあります。
生活の中から溢れ出るホンモノの言葉です。
多少なりとも文章に携わるものとして、背筋が伸びます。
『詩集 種を播く人』