Simple Happy Life

毎日毎日。ごはん作って。ごはん食べて。笑って、怒って、泣いて。そしてまた笑って。そんなフツーの日々の記録です。

備忘録その2~政治主導と官僚について考えた

2010年11月16日 | まなびー
備忘録続けます(笑)

このところインプットの嵐
処理が追いつかないほどよ;だってCPUが古いんだもん
でもね。このままだと上書き保存されていっちゃうから。
忘れないうちに、ちょっとずつ書きためておきます。

先週の土曜日、大学院の方で関わっている政策研究会のシンポジウムで
元内閣官房副長官でいらした古川貞二郎先生のお話を聴く機会をいただきました。

ニッポンという国の重さを背負いながら生きていらした方ですが
ご本人はとってもやわらかい印象
でもやっぱり発せられる言葉にはしっかりと思いが宿っていて。ずしんと重い。

いっちばん印象に残っているのはこんなこと。
ま、民主党政権になって、政治がさらに混迷を極めちゃっているわけですけど;
特に外交はボロボロで…
 「政治主導という名の下に、公務員という専門家集団を排除した結果」
これは多くの方がうなづくんじゃないかしらん?

この「政治主導」「官僚主導」というよくわからない言葉;
わたしも最近授業で『立法学』という本を通読し、ちょっとだけ明るくなったつもりw
政治主導って何? 政治家主導? 政治家てんでバラバラじゃん;内閣主導でしょ?
首相のリーダーシップ強化? 何のための議院内閣制? なーんて偉そうに書いてますが、
自分の理解をクリアにするためにやってるので。大目にみてくださいませ

古川先生がおっしゃるには
 「900兆円なんて赤字、官僚がやってたらこんなになるわけないんです。
  国民生活と財政のバランスを考えるのが官僚なんです」
 (やってたらとは、決断する権限があればという意味でしょう)
そうだよな~と思わず手を打ちました。知り合いの官僚さんはみんなマジメだもん。

その官僚主導の象徴のように言われ言われた、事務次官会議。
民主的な手続きが全くないまま廃止されちゃいましたが、
これもすでにいろんなトコロで支障をきたしている様子。

これじゃ本当の意味で頭のいい人が、日本の将来を良くしようという志の高い人が
公務に寄りつかなくなっちゃうよ。ホントにそれでいいの?
政治家やマスコミの官僚・公務員バッシングの論調に触れるたび思います。
もちろん一理あることは認めますが。

(+)と(ー)をトータルでトコトンまで考え抜くこと、俯瞰で見ること、
それでいて初心であるミクロの視点も欠いていない、
そのバランスをカラダの芯に据えている方だなと。
こういう人が内閣官房副長官だったなら、
今のセンカクの問題なんてきっと起こらなかったんだろうなぁ。。。

この古川先生。8年間、内閣官房副長官をされていたわけですけど。
現役の副長官でいらしたときにOSPで1年間、教鞭をとられてまして。
その言葉の端々に、OSPをこよなく愛してくださっているのが分かるのです~。
そのも嬉しいコトでした。

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2 Comments

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Unknown (@おとふけ)
2010-11-18 22:18:33
 財政担当部門にきて、予定事業とそれに伴う起債残高推計とかしながら、「うー、うー、良くないよ。現役世代で負うべきものと、将来世代とで分担するものと分けて考えるようにしようよ。」なんて話をしています。バランスを無視して仕事はできません。自分の住む街です。
 専門的な学はありませんが、政治主導とは、何から何まで政治が決めるのではなく、意見の分かれるところの最後の判断は政治が負う、その気概をもって政治家が取り組むことで官僚もまた励む、そういう正のスパイラルを作り出していくことを意味するものであってほしい。
 職に就いて3年目の年、新しい部署に異動したばかりの私を含む課員に、当時の課長はこう言いました。「みなさんに望むことはひとつ。一生懸命仕事をして欲しい。みんなが一生懸命に仕事に取り組んだ結果に対して責任を負うのが私の役目。失敗を恐れないでやっていこう。」
 当時の課長は、今の私の大ボスです。私は幸せです。
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嬉しいね (もも)
2010-11-19 10:29:56
@おとふけさん、こんにちは
バランスの話。政治主導の話。まったくもって同感です。

それにしても。こういう上司がいてくれて、幸せだね。嬉しいね
こういう心のこもった言葉ひとつで、踏ん張れるんだよね
気持ちのよい状態で仕事ができるこの間に、どんどん街を良くする仕組みを作って
自分の能力もどんどん伸ばして~

あたしもかなーり上司には恵まれてきたなぁと、しみじみ
相性××だったときも、今となってみれば勉強の時期であるわけで(笑)
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