Simple Happy Life

毎日毎日。ごはん作って。ごはん食べて。笑って、怒って、泣いて。そしてまた笑って。そんなフツーの日々の記録です。

『重力ピエロ』

2009年12月30日 | 好きなもの(本)
速読訓練で読んでいる『ゴールデンスランバー』があまりにおもしろいので
ほかの伊坂幸太郎も読んでみたい!と思って、手に取ったのがコレ。
ずっと気になっていたのです~。

理由はゴダールの『気狂いピエロ』とタイトルがダブるから。
忘れられないんだ、この映画。
当時、高校生だったわたしはアンナ・カリーナになりたかったのw

   「退屈で。それでいてサイコーに恰好良い」

この一行こそJLG(ジャン・リュック・ゴダール)の映画に感じるコト。
わたしだったら“全体を覆う哀しさと滑稽さ”とか言っちゃう。
きっと“退屈”なんて表現は出てこない。作家ってすごいね

伊坂氏は、わたしがこよなく愛するせっちゃんこと斉藤和義さんのファンで。
彼の短編小説(『アイネクライネ』)をモチーフにせっちゃんが曲をつくったり。
伊坂幸太郎×斉藤和義 絆のはなし』という2人の対談集が出版されていたり。
呼応する部分が多くて、気になっていたのに作品は読んだことがなかった。
それは単にわたしが“本を読みたいのに、読みたくない”状態だったからだけど。

読んでみて思ったのは。すごく好きだ、こういうの

未来を感じるから。
人は幸せに生きることを選べると思えるから。
普通の退屈を生きる人間の自由を感じるから。
そしてサイコーに恰好良いから。
章のネーミングとか。サイコーに好きだなぁ

こーいう陽の光みたいなものをひょひょって表現してしまう人が
せっちゃんが好きだというのはとってもよく分かる。
な~んて言ったら、乱暴かなぁw

でも独特のストリーム感があると思う。
20年くらい前。わたしが村上春樹や村上龍をむさぼるように読んでいたように
今の高校生や大学生は、伊坂幸太郎を読むのかもしれない。そんな気もしました。

他の作品も読んでみたくなってます。
『ゴールデンスランバー』まだ途中なんだけど。。
年明けの速読のクラスまで待てるかな。買っちゃいそうだな。。。w


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