志村康太です、こんにちは。
心理学の知見で非常に有名なものがあります。
この欲求段階説には、人間の欲求はピラミット型で段階的に構成されており、下から順にピラミットを上るような形で満たされていくというものです。
これは経営学や経済学にも応用され、非常に汎用性のある理論として長年愛されています。
今回は、志村康太がマズローの欲求段階説を紹介していきます。
志村康太が問う欲求段階説とは
さて、人的資源管理の面では、やはり人間の心理に関わる仕事が大半。
経営者はこのような人間の心理をわかったうえで、仕事を構築していかなければならないのです。
19世紀の後半くらいまでは、人間は経済的な意思決定をし、給料や金銭的なインセンティブで動いているとされる経済人モデルが採用されてきました。
しかし、人間は日々の日常での疲れや人間関係などの心理的な影響で意思決定するのだというモデルに移り変わります。
そこから企業や経営の研究者は、心理学に基づいて仕事の設計や研究をしていくようになったのです。
そしてアメリカの心理学者、「マズロー」によれば、人間の欲求は段階的にピラミット型をした構造になっています。
下から「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」になります。
下の層が満たされれば。その上の層の欲求を感じるようになります。
それでは各欲求を説明していきましょう。
①生理的欲求
「生理的欲求」とは、生きていくために必要な睡眠欲・食欲・性欲などの欲求です。
「ご飯が食べたい」とか「睡眠をとりたい」「子孫を反映させたい」という人間としての生命活動に直接かかわるような欲求です。
②安全欲求
「安全欲求」は生命活動を続けていくに際し、活動を安全に進めていきたいと思う欲求です。
「襲われないように暗い道を避けて通る」「雨風をしのげる家を確保する」というのはこの「安全欲求」です。
暗くて人通りのない道を怖がるのは、この「安全欲求」が働いているからです。
③社会的欲求
「社会的欲求」とは、なにか集団に所属して仲間が欲しい、または独りぼっちになりたくないという欲求です。
人間は狩猟採集時代から、集団で協力して狩りや採集をして生活を営んでいました。
独りぼっちになりたくないのは、そのようなDNAが生き残っていったからなのです。
④承認欲求
「承認欲求」は、だれかに必要とされたいとか褒めてもらいたいという欲求です。
褒めてもらうと嬉しいのはこれがあるからです。
これは誰かのためというわけではなく、自分の自尊心を満たしたいがための欲求です。
狩猟採集時代は集団生活から逸脱すると、はぐれて猛獣に襲われたりすることでしょう。
集団生活で求められる行動をするには、「褒められて嬉しい」という動機が必要でした。
⑤自己実現欲求
最後が「自己実現欲求」です。
多くの人はこれを「自分が設定した課題や、自分がやりたいことをやり遂げたいと思う欲求だ」と言いますが、本当はそうではありません。
「自分を超越して、誰かや何か他の者のために自分を活かしたい」と思う欲求のことを言います。
志村康太のまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、心理学でもおなじみのマズローの欲求段階についてお話ししました。
最終目標として一番最後の「自己実現欲求」につながる生き方を理想としていきたいですね。
以上、志村康太でした。
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