「成田山に行きたいな」と私がつぶやいたのをだんなさんは聞き逃さず
三連休の真ん中の日曜日に
2人で成田山新勝寺に行ってきた。
日本に帰ってきて3週間。
ようやくお休みに2人でゆっくり過ごす余裕が出てきた。
うちから成田までは3回乗り換えて1時間半くらいかかる。
朝早く出たから成田に着いたのが朝9時。
駅前のポストはうなぎが書かれたブルーのポストだった。
参道はまだ早いせいかお店が開いておらず
人も少なく歩きやすい。
鰻屋さんの駿河屋さんには9時半から整理券をゲットするための列が。
私たちも並び、25番の券を受け取った。座敷でもいいなら一巡目に入れるとのこと。
ちなみに開店は10時。
だんなさんが御朱印帳を購入しようと言うので2,000円也。
10時半に駿河屋さんに入店。
あまりの美味しさに感動。
うなぎってなんでこんなに美味しいんだろう。
お腹を満たしてお店を出たら山車が参道を引かれて大変な賑わい。
人も多い。
御朱印をあと五ついただくために境内を歩いた。
醫王殿で薬師如来の御朱印をいただいた。
だんなさんの真の目的はここだったみたい。
最近、薬も無く、体調もいいので
自分がガンであることをすっかり忘れており、
だんなさんが熱心に御朱印を集め、長い時間祈ってる後ろ姿を見て
反省。
自分は何をやってるんだ!
うなぎうなぎ!とヘラヘラして
軽かったわぁ。
30度を超えた駅までの道は拷問のようで
頭から水を被ったような悲惨な状況で口数も減り
電車の中では爆睡。
冷房で体が冷え冷え。
だんなさんが私より私の体のことを心配してるような気がして
ありがたいのと
改めて、自分が病気なんだと自覚した。
私はあまり深刻にものを考えないタイプなので
調子の良い時には忘れてしまう。
でも、そうやって過ごしていかないと
身動きできなくなる。
だんなさんには申し訳ないけど
たぶん、これからもこんな感じで生きていくんだと思う。
狭い道にぎゅうぎゅうの人。
シンガポールの広い道がつい懐かしくなった。
お休みの日の日本はどこもかしこも混雑するってことを思い出した一日だった。