疲れた。
疲れたでござるよ。薫どの。。。
前日の大迷走の疲労を引きづって駅前のホテルで拙者は10時に起床した。
10時である。10時。。。。
10時???
あれ?チェックアウトが10時じゃなかったっけ?このホテル?
と思って、案内表を観てみたら、チェックアウトは11時でございました。
とりあえず、頭洗って、髭剃って、朝飯でも食うか、、、って朝飯買うの忘れてた(白目)
仕方が無いので、とりあえず準備だけをして10時30分にチェックアウト。
京都駅周辺をウロウロしてみるも、イイ感じのお店が無い。。。
時間も無いので、せっかく京都に来たというのに、ファミマでウィダーインゼリーと
野菜ジュースのパックを買い、路上で頬張った。(拙者は流浪人、路上飯は慣れたものでござるよ)
食事を終えた途端、今度は急に便意が拙者を襲うのであった。
とりあえず、地下の商店街を徘徊して便所(大)が出来る場所を探してみるも、、、
1か所目⇒清掃中
2か所目⇒満車
3か所目⇒満車
4か所目⇒満車
とまぁ、どこもかしこも満員御礼状態であった。
しかし、もう我慢の限界だったので、4か所目で並んで待つことに。。。
待つこと5分。外人(白人)のデカいおっさんが出てきたので、速攻でイン!してみたら、
「めっちゃ、クセー!」
外人のおっさんのウ●コ臭はハンパ無かったのである。
これぞ、まさに
オーマイガー!!である。(ボスご免なさい!)
でもそんな臭いなど気にしている余裕が無いくらい、ヘンな汗が体中から出ていたので、
我慢して大量のウ●コをかましてやりました。
「最大の敵は自分の己にいる」 byニーチェ
ニーチェ先生は、良く言ったものである。
(たぶんニーチェ先生はこんな事は言ってない)
拙者も自分の中の最大の敵を撃破したのであった。。。。
<完>
、、、、じゃねぇっっ!!
京都の旅の真の目的は、ウ●コをしに来たワケではないのだ!!
今日は、拙者と同じく「咽頭癌」という悪魔に打ち勝った全国の猛者
(マイルドヤンキー)が、
一同に集まって、全国集会が開催されるという事で、それに拙者も出席しなければならぬのだ!
果たして、どんな猛者たちが集まるのであろうか。
ウ●コをして、身軽になった拙者のスマホに、なんと着信が!!
今回の感じの「ねこさん」からである。
待つこと5分、拙者の前に、京都の猛者3人が現れたのである。
(注)イメージです。
田中2号、ネコさん、みいさんの三人である。
(※昨日のバーの店員も田中だったので、今日会った田中さんは【田中2号】と心の中で命名した。)
<彼らのワタシへの第一声>
田中2号「おうっ!君はそんなに若いんかいな!?」
ネコさん「アンタ!背がでっかいなぁ!」
みいさん「アンタ!朝からテンション低いでぇ!」
バリバリの関西人に押され気味の拙者である。
その後、この集会の最大のボスこと大舞我さん、弱虫さん達とも合流。
夜の集会は17時~という事で、時間があったので、男性陣3名は清水寺に行くことに。
暑い!!
めっちゃ暑い!!
ハイパー暑い!!
景色凄い!!でもマキシマム・ザ・暑い!!
清水寺を見ただけで、もう全身が汗でビチョビチョである。
ここで、ボスこと大舞我さんが、ホテルで風呂入って来るといって、ホテルへ帰宅した(←この選択正解!)
残された、拙者と田中2号の2人は、今度は坂本竜馬と中岡慎太郎の墓へ行ってみることに。。。
また汗まみれになりながら歩く事15分、やっと入り口へ到着。
入場料300円払ってゲートをくぐり、荘厳な石の階段を延々と登った先にあったものは、、、
↓
↓
↓
「え。」
こっこれだけ?
300円も払ったのに、このちっこい石像と地味な墓だけであった(白目)
この時点で拙者と田中2号のガソリンは完全に切れてきて、背中と肩からは湯気が出まくり。
まさに、
ポンコツで
汗まみれなおっさんが2人で、沈む夕日を見ながら途方に暮れる絵図には、
周囲にいた外国人もきっと
「全米が泣いた!」と思ったことだろう(大嘘)
なんだか、
コレジャナイ感がハンパ無いお墓を後にして、歩いて南禅寺まで行こうかとも思ったが、
拙者も田中2号も、もうヘロヘロで液状化現象寸前なのである。
ここは一つ、大人の財力を使って、タクシーで移動をすることにした。
タクシーで走る事約15分。
今宵の集会の会場である
「順正」に一番乗りで到着。
凄いお店である。中庭がちょーデカい!!
そして、15分ほど待っていると、全国から猛者たちが続々と集まった。
総勢17名。
遠くは沖縄、福島、関東は東京、神奈川、茨城、大阪、京都、滋賀から色んな人が集まった。
ついに、宴の始まりである。

酔っ払いの拙者と田中2号(笑)
周囲からは漫才コンビか!と言われる始末。
料理も美味かった!(美味すぎて、写真撮るの忘れた)
そして、ビールをいったい何杯飲んだことだろうか。。。
正直、あんまり記憶が無い。
この後、京都駅前の焼き鳥屋に移動して2次会が始まったのだが、拙者のシンデレラタイムは
刻々と迫っていたのである。
そんな焦る拙者の前に立ちふさがったのは、今回のオフ会の幹事であるこの二人である。
田中2号「しのりん、もう一泊していけやっ!」
ねこさん「しのりん、まさか帰るとか言わへんよな?」
田中2号「九州行きの新幹線に間違えて乗ってもうたとか適当に行って、3次会まで来いや!」
この2人、人の皮を被った悪魔である(笑)
いかん!この二人のペースに乗ったら本当に終電を逃してしまう!!
そこで、拙者は仕方なく
飛天御剣流の最終奥義を使うことにした。
・・・・・・キリッ!!
【最終奥義:ワロスワロス!】
このフレーズを連発しながら、リュックをそっと背負いタイミングを見計らって、
焼き鳥屋から脱出に成功!
ギリギリセーフで、東京行きの最終新幹線に飛び乗ることが出来たのである。
しかーし、新幹線に乗ってからも、田中2号のLINEによる怒涛の攻撃が待っていた。
■田中2号の怒涛のLINE攻撃(一部抜粋)

田中2号「しのりん、名古屋で新幹線降りろや!」

田中2号「しのりん、三次会始まったで!はよ来いや!」

田中2号「しのりん、途中下車の旅しろや!」
まるでそれは、錦織選手の怒涛のサーブ攻撃のようであった。
しかし、拙者は
既読スルー&奥義「ワロスワロス」で逃げ切った。
そして、前日と同様に
ファームヒーローをやっていたら、そのまま寝落ちをして、
気が付いたら無事に東京に着いていたのである。
思い返せば、なんだかんだで凄まじい旅であった。
同じ癌を経験した人達だけに、初対面なのに何故か緊張をしないという不思議な空間。
後遺症のこと、唾液のこと、食べれる物のこと、闘病中の話、、、ネタは尽きないのである。
そして、皆の生命力が凄まじかった。やはり癌サバイバーの人たちの精神力は凄さまじい!!
自分なんて、まだまだ修行が足りない若輩者だなと痛感した。
そして、
田中2号である。
強烈なキャラのおっさんとの出会いも咽頭癌になってなければあり得なかったのである(笑)
そう思うと、人生というのは、なかなか面白いものだなぁと思う瞬間であった。
他にも書きたい事は山ほどあるのだが、とりあえずこれで伝説の最期篇は終了でござる。
次回の集会は東京なのだろうか?東京に来たら、田中2号、、、、覚えとけよ!!(ニヤリ!)
<終 劇>