潮待小屋

リールの手入れ


シマノ:BBXテクニウム3000を分解したところ。
黄色く変色したグリスは綿棒でふき取って、新しいグリスを注してやる。


お盆だというのに仕事モードの管理人。
ちょっとブルーである。
気のせいか、胃が痛い。
唐黷スら、労災だ。
気分転換に、リールのグリスアップなどしてみる。
海で使うリールは塩水にあたって錆びやすいので、こまめなメンテナンスが必要だ。
このBBXも、一度海水をかぶってそのまま1週間放置していたら(旅行中だったので)、ほとんど全てのベアリングがやられてしまい、総とっかえしたことがある。

海で使ったリールは、毎回真水でよく洗って、十分に陰干しする。
「リールの丸洗いは避けて水にぬらしたタオルで表面の塩分をふき取る程度にしたほうが良い」という説もときどき聞くが、私は反対である。
リールは水洗いをしないとすぐダメになるが、水洗いしたからだめになったという話は聞いたことが無い。

そして、3~4回に1回くらいはリール本体を分解してグリスアップする。
古くなってかたまったグリスは綿棒でよくふき取り、新しいグリスを注してやる。
ベアリングなどの回転部分にはオイルを注す。
その際、ベアリングの回転も要チェックだ。
ちょっとでもゴロゴロ感があったら、錆びが浮いている可能性がある。早めに交換したほうが良い。
シマノのリールは説明書にベアリングのサイズが記載されているので、メーカーから取り寄せてもいいし、自分で調達することもできる。

レバーブレーキ式リールの特徴は、ローター部分のブレーキディスクとパッド。
車のブレーキと同じ原理だ。
このブレーキ部分が付加されただけで、価格的には2万円もアップしちゃうのだ(部品を共用しているステラ比)。あなどれない。
メンテナンスの際は、このブレーキディスクに小さな砂などの異物がついていないかチェックし、綿棒でよくふき取ってやることが大事。
そして、ここにもオイルを噴射。
少々オイルがついていてもブレーキの効きは変わらない。
それよりも、錆び防止が優先だ。

聡怩ニ注油が終わったら、分解したのと逆の順番で、組み立てていく。
ここで一番気をつけないといけないのは、

「ネジを強く締めすぎないこと!」

強く締めすぎると、次に分解しようとしたときにネジの頭をつぶしてしまう原因になる。
すこしゆるいかな?と思うくらいでちょうどいいのだ。
組みあがったら、何か部品が残っていないかチェックして(笑)、メンテ終了。
慣れれば20分程度の作業だ。

最近のリールは部品が多いせいか、「自分でみだりに分解しないでメーカーにメンテナンスに出しましょう」、なんてことをメーカー自身も推奨していたりする。
そりゃあ、タダでやってくれるなら喜んで出しますけど、料金とるんでしょ?
だったら、出せません!(きっぱり)
自分でどんどこやっちゃうのだ。

リールはハードに使い唐オてなんぼ。
少々ぶつけても簡単に壊れたりはしない。
取り扱いは大胆に。
ただし、メンテナンスは怠り無く。
私のリールはどれも外観はキズだらけだが、機能的には全く問題ない。
あと20年くらい使えそうだ(笑)。

よく、ぴかぴかの高級リールを傷つけないように大事そうに扱っている釣り人を見かけるが、それじゃあ魚は釣れないよ。
吹っ切らなくっちゃ。
それに、ぴかぴかの高級リールなんて気持ち悪い(笑)。
きっとそういう釣り人は、ぴかぴかに磨き上げた車に、白いレースのシートカバーつけて乗ってたりするんだろうなあ、などと想像してみたりする。
土足禁止だったりして。
うひゃあ、キモい!(鳥肌)

  

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