最近、国会界隈で流行語になっている「悪魔の照明」。
一般に、その証明が極めて困難である命題のことを指し、その典型例が「ある事実が『無い』こと」の証明である。
例えば、「黒い白鳥がいること」は、黒い白鳥を一羽でも発見すれば証明できるが、「黒い白鳥がいないこと」を証明するためには、世界中の白鳥を全て調べ上げなければならない。
昭恵夫人が100万円渡していないことも、辻元議員がスパイを送り込んでいないことも、その証明を本人に要求するのは明らかに筋悪な話であって、これを「説明責任」にすり替えるのは詭弁である。
疑惑を指摘するならその立証責任は指摘する側にあり、疑惑をかけられた側への転嫁は冤罪を生む。
いい加減、下らない議論はやめて欲しい。
ところで、私自身にも最近、「あいつは毎晩酒ばかり飲んでアル中ではないのか」という疑惑が浮上していると聞く(笑)。
そこで、以下、私が「アル中ではないこと」の証明を試みてみよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/bf/a245227a5009eb4b484c8471030126b0.jpg)
本日の一杯。
3月28日に発売されたばかりのキリンの新製品「グランドキリンIPA」。
発売直後にコンビニで見つけて買って帰り、週末に飲もうと大事にとっておいたものだ。
私はちゃんと「おあずけ」ができるので、断じてアル中ではない(キリッ!)。
ちなみにお味の方は・・・
ん~、IPA愛好家からの評価は分かれそうですなあ。
しかし、上のような私の主張に対しては、さらに次のような声が聞こえてきそうである。
「実は2本買って、一本は既に飲んでしまったのではないか」
「昨日は別のビールを飲んでいたのではないか」
「いや昨日は日本酒だろ」
・・・
やはり、「ないこと」の証明は難しいのである(笑)。