このところ、急にガソリン価格が安くなった。
ドルベースの原油価格の下落幅が、円安の影響を上回っているかららしい。
燃料費や石油化学製品の原材料費の高騰に苦しんできた非輸出部門の製造業や運輸業、農林水産業の事業者にとっては朗報だろう。
引き続きアベノミクスを展開するうえでも、予想外の追い風になるかもしれない。
原油価格の低下は、釣り人目線で見た場合にも、いくつかのメリットが期待できる。
その一つは、いうまでもなく交通費の節減。
ガソリン代が安くなれば、これまでよりも釣行回数を増やしたり、遠くまで出かけたりすることができる。
そして、もう一つ私が気になっているのは、カーボンロッドの価格への影響。
昨年来相次いでいるカーボンロッド値上げの主な原因は主原料のカーボンシートの単価上昇にあると考えられるが、原油価格が下がれば、アクリル繊維から作られるカーボンシートの単価も下がり、製品価格の値下げの余地も出てくるものと思われる。
従って、来月のフィッシングショーでは今年も沢山の新商品の発表が予想されるものの、昨年末の値上げ後の価格水準で今慌てて買う必要はないように思う。
１～２年待っていれば、従前の価格水準まで値下げされる可能性も十分にあるのではないだろうか。
