春の風物詩、コアユ釣りの仕鰍ッをご紹介する。
といっても、特別な仕鰍ッは要らない。
釣具店で売っている一般的な「ワカサギ用サビキ」さえあればOKなのである。
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針は袖型2号~2.5号。
カラ針仕鰍ッで誘って釣る場合には、できるだけキラキラした金針を選ぶのがコツ。
そのためには、価格の高い細軸の黒針を使った仕鰍ッよりも、安価な金針を使った仕鰍ッの方が良い。
写真は、管理人愛用の100円サビキ。
安いほうが、よく釣れる(笑)。
釣り方は、目の前のコアユの群れに向かって仕鰍ッを投入し、上下に動かして誘いを鰍ッるだけ。
群れがすぐ竿下にいる場合はミャク釣り仕鰍ッで、少し遠い場合はウキ仕鰍ッで釣るとよい。
ウキ仕鰍ッの場合、ウキはアタリをとるためではなく、タナをキープするために使用する。
タナは、水面直下から1.5mくらい。
アタリは針鰍ゥりした魚が水面下で暴れているのを目で見て取る。
サイトフィッシングである。
ウキは遊動式にしたほうが誘いを鰍ッやすい。
コマセはあまり必要ないが、群れが小さいときや、すぐに移動してしまうようなときは効果的である。
ただし、撒きすぎると逆効果。
魚がコマセばかり食べて針鰍ゥりしなくなってしまう。
一番いいのは、サヨリ釣りと同じ「水コマセ」だ。
エスカトンなどの液体集魚材を、バケツに汲んだ海水に溶かせば簡単にできる。
これをヒシャクで海面に撒くだけ。
簡単である。
なお、カラ針仕鰍ッでの釣りが有効なのは、明るい日中のみ。
朝夕のまずめ時や暗い曇天の日などは反射光による誘いの効果が小さくなるので、餌付けしたほうがよいようだ。
餌はアミエビが一番だが、小さく切ったはんぺんやシラスなどでも釣れる。
今後はサイズも少し大きくなって、ひと口サイズの美味しい天ぷらネタになる。
外房ではこれから4月下旬まで楽しめるので、ノッコミのクロダイにあぶれたときのお土産確保にいかがでしょう?(笑)