金曜日、難物と思われた仕事が予想外の順調さで片付き、土曜出勤が無くなった。
予報によれば今週末も天気は悪く、未明から南風が強まって朝には雨になるらしいが、次回いつ釣りに行けるか分からないので、大急ぎでタックルを準備して、ダメ元で出撃した。
<今週のおみや>
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コマセを調達するために立ち寄った深夜の釣り餌屋さんで、初めて会う店員さんが、最近の外房の状況を親切に教えてくれる。
よせばいいのに、昨日釣れたという赤い魚の情報や具体的な鳥山ャCントまで。
う~ん、できればその話は聞きたくなかった(悲)。
その釣り場をホームにしている釣友が、突然の大混雑に目を白黒させる様子が目に浮かぶ。
私は当然ながらそのャCントへは向かわず、当初予定通りの泳がせャCントへと車を走らせる。
午前3時、外房某港に到着。
南風は予想以上に強く、時折パラパラと小雨も降っている。
堤防外側は既にかなりの荒れ模様で、竿を出すのは難しい。
仕方なく内側に向いて釣り座を構え、カゴサビキで活き餌用の小アジを調達する。
アジの魚影は相変わらず濃く、すぐに15~18cm程度の活き餌サイズを十数匹キープできた。
早速ぶっこみ仕鰍ッをセットして、泳がせ開始。
活き餌が弱るとウツボなどの外道に食われてしまうので、こまめに様子を見ながら交換を繰り返す。
しばらくの間、何も反応はなかったが、東の空が明るくなり始めた頃、ようやく竿先にアタリらしき変化が現れた。
20数えて食い込みを待ち、アワセを入れてみたがすっぽ抜け。
・・・あれ?
回収した餌を見てみると、なんと頭の後ろだけ齧られている。
イカの仕業だ。
こういう悪いいたずらをする奴は、きちんと懲らしめてやらないといけない。
さっそく孫針を「これ」(↓)に変えて、同じャCントに再投入。
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すると、すぐに先ほどと同じアタリ。
じっくり抱かせて、スイープなアワセを一発入れてやると、今度はしっかりと乗った。
身切れしないように一定のテンションで寄せて、無事にタモ入れ成功。
いたずらっ子の正体は、今期初アオリ、800gジャストのオスだった。
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あわよくばもう一杯、と粘ってみたものの、その後は再び沈黙。
天候は悪化する一方で、南風はさらに強まり、竿を持つことさえ辛くなってきた。
餌はまだたくさん残っていたが、無念のギブアップ。
生き残りのアジをリリースして、本降りになった雨の中、荷物をまとめて撤収した。
帰りがてら周辺のャCントの様子を順次チェックしていったところ、爆風にもかかわらず、例の噂の現場にだけ不自然に大勢の釣り人の姿が(汗)。
事故が起こらなければよいのだが・・・
<本日の晩酌>
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勝浦、串浜の地酒「東灘」の無濾過生原酒、「鳴海」。
アオリイカの事。にも負けない、芳醇な香りとすっきりした味わい。
美味しいお酒です♪