ほりでぃ・キッチン

たわいもない日常を暮らす中で感じた
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たい焼き、優遇の説

2009-12-03 09:36:23 | 徒然なるハナシ
最近、熊本では「たい焼き屋さん」が増殖中。

タピオカを練り込んだ生地の「白いたい焼き」なるものや
カスタード、チョコなどの餡(というのか?)も発売され、
もう、何が何だか。

私は、普通の生地の、黒餡が一番好き。
(カスタード餡も好き)

しかし、このたい焼き。
買う時に、何と言うのか迷いませんか?

なまじ、「鯛」の形をしているばっかりに、
うっかり、

「5匹ください」

と言ってしまうこと、ありませんか?

しかし、冷静になって考えてみれば
(冷静にならずとも、普通に考えても)

形は鯛だが、こいつは饅頭だ!!

「匹」というのは間違いではあるまいか??

饅頭なら、「個」または「つ」が正しいのではあるまいか?

「1個下さい」「1つ下さい」

たぶん、これが正しいのでありますね。

しかし、たい焼きって、ただ饅頭が鯛の形をしているだけで、
人々から、普通の回転饅頭以上に愛されているって思いませんか?

味も中身も、おそらく作り方も、回転饅頭と同じなんですけれど。
なにせ鯛なので。

めでたい「鯛」、
高価な「鯛」、
日本人が大好きな「鯛」。

もし、これがサンマ型だったら…「サンマ焼き」。
細長いだけで、高級感がないし、だいこんおろしの香りがしそう…

「イワシ焼き」…だめだ…
「サバ焼き」…もっと駄目…
「メダカ焼き」…小さすぎて餡子が少なっ!
「金魚焼き」…可哀そう感が漂うなぁ
「鯉焼き」…ちょっといいかも!?「恋焼き」とかで売れば、名物になる予感(笑)

やっぱ、「鯛」です。鯛以外は考えられないです。

鯛ゆえに、
「しっぽから食べる?」「私、頭から~」と言う会話も成り立つのですね。
しかし、忘れてはならない!!

たい焼きは、あくまで饅頭だ!!

頭からでも、しっぽからでも、どっちからだろうが饅頭は饅頭なのでありまする!

しかも、半分に割ろうとでもしようもんなら、
「あー、かわいそう」
極悪非道人間扱い…

だから、これは、ただの饅頭だっつうの!!

とか言いながら、
私はたい焼き大好きであります。
しかも、
頭の方から食べるのが好き。
頭の方から胴体方面に向かって、徐々に増える餡子。
餡子を楽しんで「口の中が甘甘」になったころ、
餡子の影がなくなり、生地のみのパリパリした感じの「しっぽ方面」を楽しむ。

たい焼きを考案した人は、ほんとうの天才だと思うのです。

そういえば、
銘菓「ひよこ」「せんばこだぬき」「千鳥」なども、饅頭だ。

饅頭=生き物モチーフ

この素晴らしい饅頭たちに、幸あれ~