風花を咥へる鳥はゐるかしら
手に受ける風花便り澄みし空
風花の妖精のごと漂ひぬ
風花や瞬ひてゐる蛍光灯
風花や切り絵の楽しアンデルセン
青空のピアノ音符なる風花
風花の白き音符の漂へり
風花や波に揺らめく船灯り
風花や蕪村の墓のひっそりと
風花やほんやら洞に籠りゆく
風花を追ふぽっくりや先斗町
風花や手をやりし舞妓の髪に
風花やとけて涙の一滴
若い頃、北白川のアパートに住んでいました。
詩仙堂に行き、それからぶらぶらと坂道を行くと、金福寺がありました。藁葺のこじんまりとした芭蕉庵を覗いて見たりしてたら、蕪村のお墓を見つけました。まだ俳句には何も興味のない頃です。
アンデルセンと言う名の喫茶店だったように思うけど。北白川通りのコープの2階だったか、そこでアンデルセンの切り絵のポストカードを買ったことがあります。アンデルセンが切り絵作家でもあったことを知りました。
今日は脱線せずにきれいにまとめましたどすえ。