ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

冬終る

2020-02-02 | 冬の俳句
     


     池の面に鳥の集ひて冬終る


     梢の先のふくらみや冬惜しむ


     


     冬果つや芽の持ち上ぐる朽ちゆく葉


     ゆうゆう窓口間に合はず冬尽く


     目薬を差してぱちぱち冬送る


     焦げつきし鍋を洗って冬終る


     放尿の草に溜まりて冬終る


     抱き合ふ硬き背なや冬の別れ


     皺々の湯上りの手や冬惜しむ


     湯屋帰り星を探して冬惜しむ




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