40代サラリーマンスキーヤー×ACL再建日記

ついに前十字靭帯(ACL)断裂をやらかしてしまったスキーヤー。
手術・リハビリを備忘録で残します。

3/14術後3日目

2022-03-19 19:03:40 | 日記

術後3日目。相変わらずの車椅子だけど、ベッドからの移動時、また車椅子から一時的に立ち上がるときなどの痛みがだいぶ減ってきた。

また、この日からシャワーが解禁。どうやって入るのかなと思っていたら、装具を付けた状態ででかいビニールカバーを付けて、シャワーを使うのでした。実に4日ぶりのシャワーなので、実に幸せな感じ。

車椅子は乗り始めると楽しいけど、やっぱり大変だ。どうしても幅取るし、洗面台とかからの距離もある。高い位置に借りた個人冷蔵庫は届かない。札幌の冬に外で使うのはほんと困難だろうな、、、こんなバリアフリーな病棟の中ですらいろいろ大変なんだから。

この日もリハビリをやって、明日には松葉杖に挑戦しましょうということになった。本音でもう少し車椅子で行きたいのだが(楽しいし、松葉杖だとまだ痛いし)

 


3/13術後2日(車椅子ゲット)

2022-03-19 15:47:08 | 日記

術後3日目の朝、S先生の回診で左ひざの血抜きドレーンが外れました。これで体につながっている管は全部なくなり、自由の身となりました。脚はガタガタですが・・・。

ここで与えられたのが、初体験の車椅子。まだまだ両足痛いので、乗り降りするときはそれなりに覚悟を決めなければならないですが、いったん乗ってしまえばどこも痛くなく、院内を自由にツーリングできます。これで自分の好きなタイミングでトイレに行けるので、尿瓶も卒業となりました。

この車椅子、実に楽しい・・・。最初は分からなかったのですが、左右車輪を逆回転することで小回りをするなど、あのパラリンピックの人たちが見せてくれた動きを少し体験できるようなものでした。

まだ立ち上がると強烈に痛いながらも、荷重は許可されています。

始めて売店などにも行ってみたり、ベッドから離れるだけでこんなに楽しいものなのでしたね。

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この日の午後からリハビリも開始されました。まずは60度くらいの屈曲を目指し、動かし・ほぐしていきます。他の事例で良く見た機械で曲げ伸ばしするやつは、採用されていません。ただ機械は廊下で見つけたので、ひとによっては部屋とかで使っているのかもしれないですね。


3/12術後1日

2022-03-19 15:27:53 | 日記

3/12 ようやく手術後の1日が始まった。

昨日まで普通に歩いていた体は、すでに別物になっていた。左膝のブロック麻酔がようやく切れていて、感覚が戻ってきている。やっと動けるかどうか、という感じです。左腕の点滴は、随時痛み止めと抗生剤の装着がされている。黙っていれば、それほど痛いものではないが、ひとたび動くと激痛が走るという状態がこの日でした。まあ、当然でしょうな。

この日は原則ベッドからは動けないという状態なので、食事だけでなく歯磨きセット(水とタライ)やおしぼりなどもこの日から配られてきました。ベッドから動いていないのに次の食事が来る・・・ほんとに嫌だった飛行機の国際線状態か、、、これ例えとしてはあってないかもしれないが。

同部屋の同じ日に手術した人は尿管付けてるようでしたが、自分はついてません。尿瓶で行けると思ってたからですが、それはその通りでした。尿瓶では絶対に出ない、という繊細な人は迷わず尿管でしょうが、できる人は別に尿管は必須ではないそうです。

なお、一度だけトイレ個室に出たのですが、車椅子に点滴のタワーを転がし、血抜きドレーンの血溜めボトルを首からぶら下げてさらに、両足負傷状態で車椅子への移乗と、トイレへの移動はかなり地獄でした。もともと健康だった右足は、膝蓋腱を採ったために怪我した足になってしまいました。これは結構ショックではありまして、本当にこれで良かったのだろうか?とも思いました。

S先生の寄稿を読むと「数週間で疼痛は消滅」とありますが、耐えれるレベルになるのかいつ??はほんとこの時教えてほしかったです。個人差があるでしょうけど・・・。

とにかく、この一回のトイレ外出はほんとしんどく、もうベッドの上から動かないと決め込んでこの日は終わりました。

2日目の夜も、そりゃ寝苦しいだろうと思ってましたが、やっぱり1日目よりは幾分ましでした。途中で目覚める回数は同じくらいだけど、その後寝入っているなと。

点滴はちょっと邪魔で、引っかかると少し痛い。膝ドレーンは痛いということはないけど、やはり邪魔、でした。この点滴は当初3日目まで?ということでしたが、2日目の夜で抗生剤が終わったのでなくなりました。あとは膝ドレーンを残すのみ、です。

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術後2日間は、、予想してたよりは楽でしたが、体動かすのはとにかくしんどいです。しかもベッドのリクライニングリモコンが足先に移されていて、患者が自由に角度を変えられないようにされています。この日は「ベッドの角度を変えてくれ」でナースコール、両手の届く範囲以外のものは取れません。もの落としても取ってもらうほかなし・・・。

 


3/11前十字靭帯断裂(ACL)再建手術当日

2022-03-19 14:53:59 | 日記

3/11手術当日の朝は6時起床。

9時に手術なのでそれまでいろいろと身辺整理をする・・・。

7時頃から点滴がつく。多分、この点滴というものも初めての体験だったと思う。はじめ手の甲に針を刺したけど失敗(痛い)し、今度は手首とひじの中間あたりに装着。特に体調の変化などはない。そうしているうちに手術着(&ふんどし)と、帽子をかぶって準備完了。

9時ちょっと前に呼び出しが入り、いよいよ手術室へ。この辺も無駄に勉強した体験ブログなどでは、自分で歩いていった・・・ドラマにあるようなストレッチャーではないという事例が多い中、この病院はストレッチャーでした。ガラガラと廊下を押されて、エレベーターに乗り、手術室へ。ドラマと違うのは、家族との別れがないことだろうか。

手術室に入ると、ストレッチャーから手術台に移り、スタッフ皆さんにより手際よく着々とセッティングがされていく。ほんとあっという間だったような。先生の登場は確認できなかった。

そして自分は全身麻酔も初めて。これもなんか局所麻酔を先にやって痛かったとかのケースも見ていたけど、自分の場合はまず酸素マスクで深呼吸を数回、その後眠くなりますよーという声を聴いたか聴かないかで、その後記憶なし。

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気が付くと、「手術終わりましたよー」と言っているような気がする。ああ、噂通り気づくと終わっているというやつだなと、もうろうとした状況とはいえ目が覚めたので一安心。痛さとか吐き気とかは、、、ない。

ただなんか寒い。寒いだけは間違いないので寒いと訴え、電気毛布をかぶせてもらった。これでしばらくまた寝た、ような気がする。

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改めて気が付くと、自分の病室のベッドの上。電気毛布はなくなり普通の布団。付属品は酸素マスク、、これはすぐ取ってもらえた。左腕に点滴、左膝に血抜きのドレーン、左右足先に血栓防止用のマッサージ器がシュポシュポ言っている。枕は、、ない。手術着とふんどしの状態で寝ている。噂の尿管も、、ない。左足の感覚は、、、全くない。右足はそこそこ感覚あるが、痛いということはない。

あと、口の中が若干切れているような・・これは喉に管を入れたからってやつだな。

この辺いろいろ管がついててしんどい、という話はたくさん経験談を見させてもらってきたが、病院のスタイルによって違うのだろう。浣腸とか、背中への管(痛み止め)とかもあるのかと思っていたが、なかった・・・良かった。

そうこうしているうちに時間は経ち、夕食の時間へ。なんとか体を起こし、1日ぶりの夕食へ。食欲はそれほどでもないが、、、完食。ここから吐いてしまったという事例も多く見ているが、、、大丈夫。麻酔の効き具合がちょうどよかったのだろうか。⇒どうやら間違いない。K先生に感謝感謝・・・。

夕食のちょっと前だったか、いつまでも枕無し&手術衣反対に着ている(すぐ脱げるように)のは改善できないかと看護師さんに聞いたら、最初の看護師さんは「ドレーンがついているうちはそのままです~」とのこと。いやいや、ドレーン抜けるのは2日後でしょうが。それまで枕無しのふんどしで過ごせと?と疑念を抱いてしまったが、その後すぐ「着替えていいそうです~枕もOKです」ということでちょっと普通の格好になった。この時点では上・病衣/下・短パン。

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何と言っても一番つらいと言われるのは術後最初の夜激痛には最後は座薬だ、とか、高熱出るとか、吐きまくるとかの話をたくさん見てきたが・・その辺は、なかった。

ただ左足の感覚の感覚がなく、動かない。つらかったのは一定の体制から動けないので腰が痛くなったことと、左右の足のかかとがベッドシーツいくっついて蒸れていることだった。いつもなら何のことはない造作だが、とにかく両方動かないのだ。それをなんとか数㎝動かして、足に空気を入れてやることが課題だった。腰痛とそれが一番つらかった。

もちろん手術した膝周りもじわーーとは痛いのだが、それはそれほどでもない。なお、足先は当初よりそこそこ動いていたので、まず右足のマッサージポンプは撤去してもらった。これも少なからず楽になった・・・。

長い夜もようやく開けてくる。明け方2時間くらいは寝れただろうか?この日の病室は4名みんな術後まもなくで、多みんな痛くて寝れなくてひたすら静かでした。


3/10入院

2022-03-19 14:36:10 | 日記

3/10入院予定日。予定日、というのはPCR検査をパスしないとすべて狂うから・・。

朝10時に病院に電話し、「陰性でした、本日より入院です」という回答を確認し一安心。しかし、これで当分自宅とはおさらば・・。

その後1時間くらいかけて入院の準備物を最終的にまとめる。キャスターバッグ一個、ボストンバッグ一個、リュックサック一個、、、ちょっと多すぎるか。。

この日は休みを取ってくれた奥様と最後のランチへ。当初行こうとしてた店が駐車場一杯だったので、ふと閃いた近所の「かなや食堂」長万部の有名なかに飯屋だけど、なぜか札幌では近所に支店がある。初めて行ってみた。本店にはないカニチャーハンと、定番のかにめしを奥様とシェア。うまかった。最後にいい天気の日で、なかなかおいしいランチをいただけたのはラッキーだったでしょう。

13:00M整形外科へ入院。このコロナ情勢なので、奥様とは病院の受付でお別れ。今後も面会はできないので退院までは会うことはない。

一人で運ぶには多い荷物を看護師さんに手伝ってもらって運び、自分のベッド周りをセッティング。病室おなじみのTV台をフルに使って荷物を収納し、あとはくつろいで過ごす。。かと思ったら最後の術前リハビリと、「家でシャワーしてきましたか?⇒いいえ」ということでシャワーを夕方に借りることができた。手術前だから清潔にしておかないといけないのもあるわけですね。

この時点では体は普通に動くので、高い位置に荷物置いても問題なし。両ひざはほぼ普通に曲がるので、運ばれてきた夕食はあぐらをかいて食べる・・・もちろんトイレも普通。これがどれだけありがたいことだったかは、翌日以降知ることになる。

なお、術前前日は夕食は食べられるが、21時以降は水・お茶のみ。翌日は7時で水もおしまい。

部屋は4人の相部屋で、2人は手術後で身動き取れず、もう一人は私と同じで明日手術らしい。。この情勢なので一切挨拶・コミュニケーションはなし。大体の年齢や症状は聞こえてくるのでだんだん分かってくる。ACL再建は自分だけっぽい。

21時消灯。術前で元気なもう一名のいびきが爆音。あと二名は多分眠れてない。いびきは相部屋民宿に慣れている自分は耳栓あればほとんど問題にならない。が、、、緊張感でやっぱり眠れない、、手術前日でした。