長月…自然に寄り添って、徒然なるままに

徒然なるままに…

いつの間にか、九月になりました。

いや、

いつのまにか…ではなく、

頑張って、

大変な夏を乗り越えて…

ですよね

時は 悠々と、九月を迎えました。

蝉は鳴き、野鳥は囀り、稲穂は実り、

そこに、

秋の虫の音も加わって

自然界は、確かに、秋色に。

人間は、

迷走台風に振り回される

葉月の月末、

そして、

長月、月初め。

…不謹慎な物言いですが。

やきもき、振り回され、

あたふた、右往左往の私達人間

物がありすぎ、

便利になりすぎ、

文明が進んでいる日常生活だから、

…仕方ないですよね

動植物は、

この自然現象を

きっと人間より研ぎ澄まされた感覚で

きっと人間より早く察知し、

静かに受け入れ、

静かに、身を交し、

…たくましい。

嵐が来る時は、黙って潜む。

嵐が過ぎ去ることも

きっと人間より早く感じている。

人間のように余計なものを持ってはいない。

だから、

ジタバタしない。

樹々、植物は、自然の掟を受入れ、寛容。

風になびき、しっかり根を張り、寛容。

折れたら、折れたまで。自然体。

カレンダーをめくり、

葡萄図に

ふと、嬉しくなった 

…若冲。

若冲…

その一生は

色々ありながらも、

悲しみも苦しみもひっくるめて

没頭出来る世界があって、

没頭して、 …良かった。

多くの犠牲を払い、

困難がありながらも、

それでも、自分の道を歩き続けた人。

彼を想う理解者もいて、良かった。

没頭して、没頭出来て、良かった。

没頭せざるを得なかったのかも知れない

想いを込めて、何かが出来る

…自然には敵わないけれど、

…自然と向き合え、

大切なことを自然からも学べる。

そんな人は、自然に通じて

素晴らしい。

若冲に…また、どこかに行って、

若冲に、出会いたい。

7月初旬に頂いた黒豆の苗

生まれて初めての育成お世話。

大切に育てたいと思った。

種から大切に育てられ、

発芽を見守られた苗。

苗付け後の畑の隅に、

ずっと集団でいた苗達

育ててみたいなぁ〜、

携わってみたいなぁ〜、と、

ずっとずっと思っていたので、

厚かましくも、声にだしてみた。

頂けたこと、

素直に、本当に、嬉しかった。

心から、ありがとうございます、です。

たった、ひと苗だけれど

いや、生まれてきた大切な ひと苗と、

ずっと向き合うことが出来て

心あたたまり、嬉しい時間。

今夏の暑さが堪え、

体調が思わしくない中、

日々の癒し、でもあり、

日々の心の支えにもなっています。

そして、

こどもの夏休みの、

自然研究課題みたい！

お散歩の時に出会えていた

丹波の黒豆畑

お水やりや、土寄せの

タイミング、などなど

畑作業なさる人の姿を

思い出しながら、

こうかな、あぁかな？と、呟き

悩むことも今夏は、

体調が悪いのに、楽めました！

本当に、ありがとう、です。

蚊に噛まれながら（笑）

花の蕾を見つけたのは 8月4日

…嬉しかったぁ〜

…急いで、いつもの立派な畑にも、

観に行ってみたら、

畑の黒豆さん達は

もっともっと元気でイキイキ育っている！

でも、初めて育ててるから、

神さまから、

「頑張ってるで賞」は頂けるよね！

翌8月5日早朝にお水をたっぷりあげてから

東北の旅に出かけた

…帰ってきて枯れていたらどうしよう、

と、ずっと心配もしていたし、

農家の方の畑を大切になさるお気持ちが、

少しだけだけれど、育ててみて、

ようやく骨身に沁みた。

私なんて、たった一本でもこんなに心配。

苗ちゃん、がんばっていてね！

ばかりだった。

薄紫の小さな小さなお花が、

愛おしくて、美しすぎて

見ていると、優しい心になれます。


そして、9月お朔日。

えっ！

これ、って、黒豆の、さや

胸が高鳴りました！すごいっ！

そうだと思う！

あなたは、さやちゃん！だよね

ずっと、寡黙な黒豆くんに、

ずっと、ぶつぶつ話しかける私

ずっと、そんな様子を見てる植物達

…みんな、クスクス笑ってるんだろうなぁ〜

…そんな、素敵な時間を

ありがとう

黙って、小さな命の花を咲かせてくれて

ひと苗の黒豆に、心から、感謝です

長月、涼しい朝に、

温かな珈琲を頂きたくなった。

色々、あるけど

色々、考えるのは

色々、思うのは、

楽しかったこと、と、

これから先の、

楽しみなこと

楽しみたいこと。

大変なことが矢継ぎ早に来るけれど

その先には

きっと、幸せがあるはずです

苦労を重ねた分、

黙々と、困難を交わした分、

それは、

同じ思いをした人に出逢った時、

その人の気持ちが理解出来る為の

貴重なレッスンなはず。

そんなレッスンが出来ることも

生きてる証拠で、幸せなこと

自然体で、困難も寛容に

受け止められるようになりたい。

今夏は酷暑で不眠が続きましたが、

眠りにつく時、

大地の香りに包まれ

大地のお布団の香りを思い出して

心から、休みたい、と、

休むようにしていました

自然に寄り添って生きる大切さ、

大変さ、素晴らしさ

今夏は一本の黒豆の苗が教えてくれました。

いつも私の傍には

植物の精がいてくれて、幸せです

素直に、今を大切に、心を大切に

自分を大切に、生きていきたい。

ちゃんと、

神さまは見て下さっています

信じています。