Sliding Cafeマスターのブログ

7時間レッスン

今日は個人、アンサンブル含め7時間レッスン。全ての生徒さんに共通している課題は、曲の理解や音楽的表現方法以上にトロンボーンを自分の思い通り自由自在に操れるようにするための「正しい奏法」の習得ですね。大半のアマチュア奏者は程度の差はあれ、間違った奏法が身に付いてしまっているのかもしれません。僕自身も学生時代そうであったように、なかなか正しい奏法が分からず、何年も苦労しましたが、ありとあらゆる奏法を研究したり、さまざまな練習方法を試してみたりして、約10年位かけてようやく正しい奏法を身に付けることが出来ました。正しい奏法を身に付けるまでにはそれなりの苦労と時間はかかりますが、一度正しい奏法を習得してしまえば、あとは頭で奏法のことをアレコレ考える必要はなく、身体が勝手に正しい奏法で演奏してくれるので、音楽的表現のみに集中することが出来ます。逆に言えば、無意識の領域で身体が自動的に正しい奏法を行ってくれる位のレベルに達しない限り、真の音楽表現は出来ないということです。

最近はインターネットでも金管楽器の奏法に関する情報や動画などが沢山溢れていますが、そのような情報に頼ったり、鵜呑みにしたりするのは極めて危険です。やはり基本は自分自身で考えて試行錯誤することと、信頼の置ける(正しい奏法を身に付けている)先生に助言を求めることが大事です。先生に助言を求めるといっても、先生に丸投げするのような姿勢ではダメで、まずは自分自身で散々「悩む」という経験を積むことが大切です。悩めば悩む程、その後の先生からの助言の理解度が深まり、奏法改善の糸口も見つけやすくなるはずです。

奏法について、おおいに悩みましょう。

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