誤解を恐れずに書くとすけば、細管テナーはもの凄く繊細な楽器、太管テナーバスは「大味」な楽器ということですね。細管テナーは微妙なニュアンスを表現しやすい反面、その分繊細なコントロールを必要とする楽器のため、左顔面機能、唇の左半分の機能がまだ完全ではない今は、その細管テナーならではの微妙なニュアンスをコントロールすることができません。要するに、細管テナーは「的が狭い」ということですね。管の太さが太くなるにつれて的も大きくなるので、適当な場所でも当たりやすいのです。
ということは、トランペットは更に的が小さいので細管テナー以上にコントロールが難しいということになります。案の定、今現在トランペットはほとんど吹けないに等しい状態です。
顔面麻痺を発症したことは大変な損失ではありますが、その分健常時には気付かなかったこと、意識していなかったことを発見する良い機会にもなりました。だから、顔面麻痺の経験は、あながち悪いことばかりでもないようです。
![人気ブログランキングへ](http://image.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_1136_1.gif)