2021年7月30日リリース「Overjoyed」
スティーヴィーワンダー・シリーズ第一弾であり、また顔面神経麻痺からの復帰作第一弾でもありました。録音したのはちょうど去年の今頃で、顔面神経麻痺発症後1年3ヶ月を経て、ようやくまともにトロンボーンを吹けるようになった頃でした。録音時はまだまだ本調子ではなく、高い音が上手く当たらず大変苦労しました。音色も本来の明るく艶のある音色ではなく、枯れた切ない感じの音色しか出せませんでした。ですが、今改めて聴いてみるとその「切ない枯れ感」が妙にこの曲調とアレンジにマッチしており、結果的には良かったのかもしれません。ですが、「Overjoyed」の意味的には「大喜びした」「喜びに満ち溢れた」なので、そこに切なさが加わってしまうのは少し違うのかもしれませんが、僕としては顔面神経麻痺発症から1年3ヶ月を経てようやく再びトロンボーンを吹くことが出来た、という喜びに満ち溢れた思いでした。
もし今この曲を録音すればまさに「大喜びした」感じの明るく艶のある音色で収録出来ると思いますが、僕としては1年前のまだ本調子ではない切なく枯れた音色の方が、再びトロンボーンを吹けたという喜びに満ち溢れた心情を表しているのではないかと思います。
スティーヴィー・ワンダーの数あるバラードの中でも際立って美しいメロディーとハーモニー(コード進行)で大好きな曲です。
5月27日リリース「ムーンライト・セレナーデ」絶賛配信中!
『ムーンライト・セレナーデ(Moonlight Serenade) 』
<収録曲>
1. ムーンライト・セレナーデ(Moonlight Serenade)
(作曲:グレン・ミラー)
<トラック説明>
1939年にトロンボーン奏者のグレン・ミラーにより作曲されたスウィング・ジャズの代表曲のひとつであり、グレン・ミラー楽団のバンドテーマであった。オリジナル・アレンジはクラリネットをフィーチャーしたビッグバンドのスローナンバーであるが、のちに様々なアレンジで多くのバンドによりカバーされている。今回はボサノバにアレンジし、原曲のメロディーが持つ華麗で優雅な雰囲気とブラジリアン・グルーヴを掛け合わせることでより一層の華やかさを出してみた。
<リリース日>
2022年5月27日
Spotify、Apple Music、他主要音楽配信サービスにて配信。
[Spotify]
[Apple Music]
[Amazon Prime Music]
[LINE Music]
[AWA]