書道家セラピスト 千裕

~暦・日本の文化・諺~

【雨水(Usui)】

2018-02-19 06:00:00 | 書道
【雨水(Usui)】


今日は、雨水です.






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二十四節季の第2節目.
立春から数えて第15日目.

2月19日~3月4日.

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空から降るものが雪から雨に変わり、
氷が溶けて水になるという意味です.

草木が芽生える頃で、昔から、農耕の準備を始める目安とされてきました.


『春一番』が吹くのもこの頃です.


しかし、本格的な春の訪れにはまだ遠く、大雪が降ったりもします.


三寒四温を繰り返しながら、だんだんと春にむかっていきます.


~三寒四温とは~





寒い日が3日ほど続くと、
4日ほど温かいということです.

これを繰り返しながら、だんだん暖かくなり、春へと向かっていきます.


元々、中国北部や朝鮮半島の冬の気候を表す言葉で、後に日本に伝わったようです.


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~行事~
この日に雛人形を飾ると良縁に恵まれると言われています.


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素敵なご縁がありますように...。

【my site】
http://happinessoftruth.weebly.com






投稿日:2018.2.19(月)
posting date:Monday,February 19,2018.

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【立春(Rissyun)】

2018-02-04 06:00:00 | 書道
【~立春(Rissyun)~】

今日は立春です.
Today is rissyun.





立春は、寒さが最も厳しい時期で、立春を過ぎると寒さが段々和らいできます。

In the rissyun, the most challenging times in the cold. After the beginning of spring, coldness gradually becomes relieved.


~節分について~
立春の前日は節分です.
また、節分とは、"季節の分かれ目"という意味があり、季節が変わる前日のことを指しています。



季節の境目には、邪気が生じると昔から言われています.
邪気を払うという宮内行事(追儺・ついな)が行われており、それが今の豆まきの発祥といわれます.


節分は、豆まきや恵方巻きを食べる日で、立春の前日を意味します.
この日に行う豆まきは、厄を払うために行います.



~立春に関する言葉について~

◈ 《立春大吉・rissyundaikichi》
立春大吉は、厄除けのお札で、禅宗のお寺様の習慣から来ています.
この文字の真ん中に線を引くと、左右対称になっています.

つまり、表から見ても裏から見ても、
立春大吉と読めるのです.



...鬼が玄関から入り、振り返ったときに、裏から見た立春大吉の札を見て、
まだ家に入っていないと思い、出ていく、という...


このようなことから、
このお札を張っていると、
一年間を"平穏無事"に暮らすことができるといわれています.


◈《 立春朝絞り・rissyunasashibori》
立春の日に作った絞りた立ての日本酒をその日に販売するというもので、ここ最近始まったものとされています.


◈ 《恵方巻き・Ehonmaki》




恵方巻きの食べ方

①切らずに食べる.
→縁を切らないという意味があります.

②恵方の方向を向いて食べる
→ その歳の金運や幸せをつかさどる神様(歳徳神)の場所の方を向いて食べます.
今年(2018年)は、丙(ひのえ)なので、南南東になります.


③黙って願い事を思い浮かべながら食べる
→恵方巻きを全部食べ終えるまでに、言葉を発してしまうと、運が逃げていってしまいます.
黙って願い事を、頭に思い浮かべながら
食べることで願いが叶うといわれています.




また、金運と幸せを願い、笑顔で素敵な日々を過ごすためにも、厄を払いつつ、行事を楽しんでいきましょう.


寒さは段々と和らぎますが、
寒い日がありますので、心身ともに健やかに過ごすことを心がけていきましょう.



投稿日:2018.2.4(日)